昨日ことです。
朝から雨が降っていました。
雨が降ってても、地下鉄に乗るために自転車で新大阪駅へ行きます。
傘をさしながら、自転車を乗るのは良くないのですが。
雨は本降りでした。傘をさして自転車に乗って、いざ新大阪駅へ。
走り出すと、向かい風が強く、傘が飛ばされそうになりました。
傘を少し前に向けて、風に傘を取られないように片手で傘をしっかり持ちつつ、走りました。
向かい風に押されているので、なかなか進みません。
ギーコギーコと自転車をこいでいると、
女子高生を思しき女の子が、自転車で私をスーッと追い越して行きました。
みるみるうちに、遠くになってしましました。
ごぼう抜きされた感じでした。
向かい風でなければ、追い越されるとしても、ごぼう抜きのように追い越されるようなことはしません。
スーッと追い越されたら、追いついて抜き返そうとします。
しかし、強い向かい風の中、私にはとてもできませんでした。
彼女は、まるで向かい風が吹いていないかのように、私を追い越して行きました。
「あれ?」と思いつつも、向かい風と格闘しながら、自転車をこいでいました。
やっと、曲がり角。ちょっとは風も和らぐかなと思ったのですが、
あにはからんや、曲がっても襲いかかる向かい風。
周りの人はと、見てみると、風で困っているような人は見かけませんでした。
そして、次の角を曲がっても同じでした。
風が私を狙い撃ちしていたようです。
思わず風当たりのきつい日だなと思いつつ会社へ向かいました。
やはり風当たりのきつい日でした。
上司が出張で、次か次へと嵐のように用事が。
私の仕事は進みません。
バタバタ。
そんな一日でした。
朝のことを思うと、
本当に、風が強かったのかもしれません。どうなのかわかりません。
あの向かい風は、ひょっとして何かの啓示だったのかもしれません。
今でも不思議です。
あの女子高生は、あんなにスイスイと自転車に乗れたのでしょうか?