いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

中国の歴史は面白い。

旭屋書店をウロウロして、

何かいい本がないかと探している時に、

なぜか、ある作家の文庫本ところで立ち止まりました。

その作家は宮城谷昌光さんでした。

その本の中で「重耳」と言うと題名の本をとって、

立ち読み。買いました。それが、8年前。

何度か読みました。

話の舞台は

今から、2000年以上も前の中国の春秋戦国時代です。

「重耳」とは、小国の「晋」という国の王子の名前です。

父である国王が、ある女性を寵愛。

その女性が生んだ子供跡継ぎにするために他の王子を抹殺しようと企てます。

それの企てを知った「重耳」は、国から逃げ出します。

家臣と一緒に。

その時、「重耳」は43歳。

そこから、「重耳」と家臣の長い逃亡生活がはじまります。

帰国できる時を思い、「晋」と敵対する国々を渡り歩き、19年。

途中、帰国するの諦め掛けた時もありました。

そして、19年の放浪の末、帰国するチャンスに巡り会い、帰国。

王位につきました。

62歳ですね。

そして、「重耳」は後に文公とよばれ、この時代の名君とされています。

文公時代に、「晋」は国力を大き伸ばし、覇権を握ります。

この本を読んで、宮城谷昌光さんの本というか、この時代に興味をもち、

宮城谷昌光の本を読み漁りました。

孔子、孟子がいた時代です。

いま日本人が座る時にする正座もこの時代のものです。

日本文化に大きく関係する時代です。

三国志も好きで良く読みました。

私にとっては、三国志よりよりも、興味を持って読みました。

そして、中国の歴史をもっと広く見たと思い、買ったのが、分厚い本の「小説十八史略」でした。

それぞの中国の歴史をまとめたのが「十八史略」です。

それを読みやすく小説にしたのが陳舜臣さんです。

「小説十八史略」全八巻。分厚いです。

その中の第一巻が、中国の神話の時代から春秋戦国時代、そして秦の時代までを書いています。

一冊で、春秋戦国時代と秦までの時代を読める本です。

大変気に入っています。

今また読み始めています。

孫子のよく出されているように、この時代は、ドラマティックではありません。

人間的な時代とでも言えばいいのでしょうか、

今の時代通じるものがあるように思います。