石原知事が辞任して国政にでるとなって、
土曜日のニュースバラエティでは石原さんの話題で持ち切りです。
官僚制度を叩き直すのが目的のようです。
これで総選挙への流れに勢いがつくかもしれません。
でも、いまの厳しい時期に選挙をしていてもいいのでしょうか?
今でも政治は止まっている状況ですけど、
さらに、選挙をすると止まる期間が長くなるように思います。
今、政治が止まっている原因は、野党が赤字国債法案を人質に選挙を迫っているからでしょうか?
早く、赤字国債の法案がとおらないと、12月にはお金がなくなるようです。
そうなれば、国債の価格の乱高下するようです。
さらに、そうなれば、日本国の国債の格付けをさげる話もすすんでいるようです。
そうなると、国債が売られて、価格が上がり、金利が上がる事になりかねません。
金利が上がると、どうなるか?
金利目当てに、円が買われて、ますます円高が進む可能性があります。
ヨーローッパの景気もイマイチ、アメリカも良くなりかけていますが、力強さにかけているようです。
そして、中国の経済の減速も加味すると、円が買われる可能性が高いです。
反対に、大きく円安に振れる可能性もありますね。
どっちにしろ、日本経済に大きな異変がおきることになりかねません。
野党は総選挙、
与党は政権維持。
政治家には今、政局のことしか頭になさそうです。
与党は、次の選挙では、このままでは負ける事が確実のようです。
今日の朝のテレビでも、次の政権党は自民党だと言っている政治家の方もいました。
与党は、この世の春をまだまだ楽しみたいのでしょうね。
選挙で、自民党が政権とって、石原新党と連携して、
それに維新の会が加わるなんてことになるでしょうか?
それで、どうなるのか?
変わるとしても、すぐに大きく変わる事はないでしょうね。
まず、官僚の方と与党との戦いがあって、行政と政治が混乱する可能性もありますね。
石原知事が目指すところですね。
日本の官僚制度は、とても強固です。
省庁間の調整は、国家間の調整以上に難しいとも言われています。
100年以上の永きに渡り深く堅く根づかされて根。
これを抜本的に改革するには、
強固ではっきりした信念をもったビジョンがない限りむずかしいですね。
数年できるとは思えません。
石原さんが元気な内に手をつけられるかどうかでしょうね。
後継者の育成もままならいでしょう。
へたに手を付けると返って国政を乱す事にもなりかねないでしょう。
今の日本に内政でごたごたしている時間はないと思います。
民主党の最初の頃を見ているとわかります。
反官僚をあまりだすと、官僚からいやがらせで官僚国会答弁がはちゃめちゃになり、
野党から突き上げを食らうなんて事がありますね。
それなら、ダメだと言われている今の与党を、野党がうまく動かして、
日本の問題を解決する方向に向かわせればいいのではないかと思います。
それが「政治」というものではないかと思います。
それが政治家だと思います。
今国会議員の先生方は、国民から選ばれているので「代議士」ですけど、
「政治家」ではないですね。