一昨日、京都からの帰りに11月21日(水)にグランドオープンした阪急百貨店に行ってみました。
お店に入って、百貨店の案内リーフレットを記念にもらい、パラパラとめくっていると。
屋上広場があるのに気づきました。
今の百貨店の屋上は閉鎖される傾向にあるのに、阪急百貨店は屋上広場を作っていました。
どんなのか見てみたくなって、エレベータに乗りました。
エレベーターは13階まで行くのと、9階どまりの2種類あります。
とりあえずすぐ来たエレベーターが9階どまりのでしたが、それに乗りました。
そのエレベーターは車いす、ベビーカー優先エレベーターでした。
満員でも途中階で車いすやベビーカーのお客さんがいると、
エレベーターに乗っているお客さんに協力を願って、
降りてもらい車いすやベビーカーが乗れるスペースを空けてもらうようにしていました。
9階にはまた半バルコニー的(半外的な感じ)なところがあって、外の景色が見えるようになっています。
そこに、なんと嬉しい事に「喫煙場所」を設置してくれていました。
賛否はあるかもしれませんけど、
禁煙運動が盛んな時代に、「喫煙場所」をわざわざ設置してくれるとは、驚きです。
車いす、ベビーカー優先エレベーターや喫煙所は、
色々な人がいるので、それぞれのお客さんに窮屈な気持ちをさせない為の
阪急百貨店の心配りでしょうね。
梅田界隈は喫煙者には砂漠です。ここは一種のオアシス的な存在ですね。
喫煙場所も隔離された感じではありませんでした。
ちなみに最近、阪急三番街にあった喫煙場所が廃止されました。
9階には今まで百貨店になかったものがありました。
4階ほどの高さの大きな吹き抜けの広い空間を設けていました。
「祝祭広場」と言うようです。
「さまざまな人々が集い、憩う、9階から12階の4層吹抜け、高さ16mの大空間「祝祭広場」を中心に、「阪急うめだホール」や「阪急うめだギャラリー」など、生活文化情報を発信する空間が広がります。」
阪急百貨店のページから引用させて頂きました。
そこでは、イベントする舞台ようなものがあり、階段状の客席もありました。
そこでは、イベントがない時は、買いもの疲れで、ゆっくりと休む事ができると思います。
↓写真の右の方が階段状になった客席です。
そして、屋上には昔のような遊具はありませんが、
緑があって、人工芝のスペースや、イベントの舞台とお稲荷さんがありました。
印象はビルの谷間という感じは否めませんが、こうして屋上を解放してくれるのは嬉しいですね。
お弁当を食べている方もいらっしゃいました。
ひょっとして地下で買ってきたお弁当かもしれません。
気候のいい時期でしたら、地下でお弁当を買って、ここで食べるなんて事もできそうです。
↓はしっこにお稲荷さんの鳥居が写っています。
上層階にレストラン街以外に、こうした寛げる空間を作ることで、他の百貨店と差別化することができます。
このような空間を作る事で、まずお客さんは上層階に上がって、そこからエスカレーターで降りながら各フロアーで買い物をする。
昔、小林一三氏が阪急百貨店の最上階にレストランを作ったように、そのような効果(シャワー効果)も狙っているのかもしれませんね。
梅田には、阪急、阪神、大丸、三越と百貨店があります。
まだ改装された大丸に行ったことはありませんけど、
こんな演出しているのは、阪急百貨店だけかなと思ったります。
そして、車いす・ベビーカー優先エレベーターなど
小林一三氏の気持ちが引き継がれているのかなと思ったりします。
また、賛否はあると思いますが、「喫煙場所」を設置することも心配りの一つであると同時に、
禁煙運動が盛んですが、「喫煙者」がいる現状では、
そのようなお客さんも取り込む事ができますね。
他に阪急百貨店と同じようなことされている百貨店もあるかもしれませんが、
私が見てきた範囲でのお話です。ご了承ください。