いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

今さら、南海トラフ地震の予知・予測は困難とは。備蓄も一週間分しないといけなくなった。

昨日のニュース、「南海トラフ地震「予測困難」、官民で減災を 最終報告」(日経新聞電子版)

内閣府の有識者検討会で結果は、

「最終報告は、南海トラフ地震の予測可能性について「規模や発生時期の確度の高い予測は難しい」と指摘。予知を前提としない新たな防災体制の検討が必要だとした。」ということです。

最近も、南海トラフ地震の発生確率発表したばかりですのに、今まで南海トラフ地震予知・予測には政府の予算を使っているでしょう。その予算は、無駄になるのでしょうか?昨日の結果の為に、予算が使われたということでしょうか?

これを受けて、国の中央防災会議の作業部会「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」(WG)が、昨日発表した内容では、災害時の備蓄として、1週間分以上が必要とされたそうです。

一週間備蓄に必要な物として、

  • 水:一人一日当たり3リットル。4人家族の場合2リットルのペットボトルが42本
  • 米:一人一日当たり、3合(450g)。4人家族の場合13kg
  • 食材:根菜類や乾物、レトルト食品や缶詰など種類を豊富に
  • 燃料:カセットコンロのガス。250g缶1本は燃焼1時間として1日2本以上。一週間では14本以上
  • 電池:携帯電話の充電とライト用に
  • トイレ:尿や便を固める凝固剤や袋など。排泄回数は一人一日4~8回として計算する。
  • できたら:普段から車のタンクの半分以上にガソリンが入っている状態にしておく。
           石油ストーブ(電気やガスがくても作動して暖をとれる。調理に使える)
    (「災害時の備蓄として、1週間分以上が必要とされた」毎日.jpより)

これだけの量を準備して、家のどこに保管したらいいのでしょうか?水だけでもかなりのスペースをとります。また、揃えようと思えばそこそこお金もかかります。いつくるかわからないので長期に保管しないといけません。それぞれの物には消費期限があります。買い替えないといけなくなるものも出てくるでしょう。ちょっと負担ですね。災害後一週間は、自分たちでなんとかしろと言っているのですから、行政に頼れないということです。なんとかしないといけないでしょう。
今までは3日といっていたように思うのですが、つれないですね。

ただ、最低限でも、水とトレイは用意するべきでしょうね。水があれば人は一週間は生きることができるはずです。トレイは災害時に苦労しますので、用意していた方がいいでしょうね。

 

地震予知・予測

地震の予知・予測は本当に困難なのでしょうか? 予知予測ができれば、備蓄などこの負担減ります。そのために政府が予算を使って、予知・予測しようとしていたこでしょう。

内閣府の有識者という方が、どんな方はわからないのですが、おそらく地震についての専門家の方々だと思います。あっさりと投げ出したものです。地震の専門家以外にも地震予知の助けになるノウハウを持っている人がいます。それらの方々の教えを受けて予知・予測をすることもできるのではないかと思います。諦める前に、視線を変えて見ても良かったかもしれませんね。


5月4日に「地震予報 地震を予知することは可能でしょうか?」という記事で「地震予報」という書籍を紹介しました。天文台で観測していた方が、天文台で地震観測を始めました。本業を投げ打って、ほぼ一人で、今でも地震の予知・予測についての観測を続けています。そして、そのレポートをサイトで公開しています。

この書籍には、記事でも紹介しましたが、何年もつづいている地震の予兆のことも書かれています。東日本大震災と同時期にあったようで、同時に長期に渡る二つの予兆を観測していたようです。まだ観測し始めて期間が浅いため、同時に長期に渡って二つの予兆が続くとは考えられず、東日本大震災の予兆を観測していながら、東日本大震災が起きるのを特定できなかったとも書かれていました。そして、もう一つの予兆は今でも続いています。5年ぐらい。その予兆の観測続けています。書籍のフォローとして、その予兆にレポートをサイトで掲載しています。その予兆に周期があるようで、今は第五ステージまできています。5月にも予兆が現れ、そのレポートが公開されました。そのレポートには、もし、6月中旬に予兆が終わったと判断されると、7月の初めにはM7クラスの地震があると書かれていました。海溝型の地震ではりません。予兆が終わらなければ、引き続き、観測を続けることになるようです。予知が続いて徐々に終息して行けばいいのですが。起きる場所が私の住んでいるところに近いので、時々このサイトをチェックしています。

この観測は、FM電波を使った方法です。天文学の観測方法です。この方法で阪神淡路大震災東日本大震災の予兆も捉えていたようです。しかし、この方法は、地震学会では認めらていないというか、新しい方法なので拒否されていると言ってもいいかもしれません。こういった予知・予測することができる可能性がる研究を顧みず。予知は困難と発表するのは、勿体ないですね。長年予知・予測について研究をしてきたのですから、それを簡単に捨ててしまうような気がしてなりません。残念ですね。

その分防災に費用が回されるのかと言うと、そんな気もしません。3日が一週間になったのですから。

平成25年度の地震調査研究関係予算が減ったのが原因でしょうか?

今年度は274億円、前年は352億円

前年比78%。

 

これだけ減らされると、腹が立ったでしょうね。