いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

信じるものは救われる<冬虫夏草を探して>

冬虫夏草をご存知でしょうか?

冬虫夏草は、チベット高原やヒマラヤ地方の海抜3,000mから4,000mの高山地帯で、草原の地中にトンネルを掘って暮らす大型のコウモリガ科の蛾の 幼虫に寄生する菌類です。非常に稀少なものです。最近では、中国は輸出を禁止しているとも聞きます。冬虫夏草の菌の輸出もできないようです。


冬虫夏草が脚光を浴びだしたのは、中国のオリピンク代表が陸上競技で素晴らしい記録を出したことからです。当時は、馬軍団(中国では「馬家軍(マーチャージン)」)と呼ばれていました。当時としては、とてもいい記録をだしていたようです。どこで開催されたオリンピックだったかは覚えていません。1990年代のオリンピックだっと思います。あまりにもいい記録を出すので、ドーピング疑惑もありました。そのチームを率いていたの馬俊仁コーチが、ドーピング疑惑を晴らすために練習や食事を報道陣に公開したようです。そのときNHKも取材をしドキュメタリーで放送されたようです。そのとき選手が食べていたもの中に漢方がありました。それが「冬虫夏草」でした。テレビで紹介された「冬虫夏草」は、それ以来、広く知られるようになったように思います。今では冬虫夏草関連の商品がたくさん出ています。

 

希少な上に、人気もあって価格がどんどん上がっています。6年前頃では、1Kg70万円ほどと聞いたことがあります。当時の為替レートは1ドル120円前後でしたでしょう。
今は、冬虫夏草の質によるのでしょうが、あるところでは、100gが200万円とも300万円と聞きます。別のところでは、1g当たり3,000円とも聞きます。

「金」とあまり変わらない値段です。
↓下の写真が冬虫夏草です。

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あまり冬虫夏草が高くなったので、代用品や培養品が多く出ています。それでも、冬虫夏草と名乗っているものがあります。培養品なので、冬虫夏草と名乗れるのでしょう。
代表品で有名なのが、「北中草」です。普通に冬虫夏草としても売られています。冬虫夏草の仲間の菌を違う虫に寄生させて作るようです。コウモリガの幼虫でないので、形状がちがうようです。
 
なぜ冬虫夏草の話なのかというと、先週の話になりますが、冬虫夏草を探し回りました。
 
以前、田七人参という漢方に冬虫夏草を配合した漢方がありました。その漢方は1年以上前に生産が終ってしまっていました。田七人参も冬虫夏草も価格の高騰が原因かもしれません。田七人参も、中国では貴重な漢方で、これで重い病気が治ったという話しを聞きます。田七人参と冬虫夏草の組み合わせは超高価で希少漢方を組み合わせの漢方です。

その漢方を飲んでいた人が、体調が悪いので、ぜひその漢方を飲みたいという話がありました。この漢方を飲んでいる時は体調が良かったようです。生産が終わって以来、田七人参だけを飲んでいましたが、どうも体調がすぐれないということで、田七人参に冬虫夏草を配合した漢方が飲みたいので、冬虫夏草を探して欲しいというミッションを受けました。前述のように本物の冬虫夏草高すぎて手が出ません。培養ものでもいいから、粉末にしていない姿品を探して欲しいということでした。
 
培養ものと言っても、粉末しかありません。培養ものは、コウモリガの幼虫でもなく、冬虫夏草の菌も違うますので、形が違います。名前も違います。近いもので、北中草です。
本物を飲みたいという人に形の違う、または名前の違う冬虫夏草の代用品を使って、それを飲んで効き目が出るのだろうか?と調べるうちにそう思えてきました。
できれば、安く手に入る本物があればいいなと探しました。
 
ひょっとして、今まで、飲んで体調が良かったのは、その漢方を信じていたからかもしれません。他にその漢方を飲んだ人の話を聞いたことがあります。人によって、違いました。疑り深い人には、あまり効かなかったようです。かくいう私も飲んでいました。私は、効くと信じて飲みました。その時は、毎日、そこそこお酒を飲んでいましたが、その漢方を飲んでいる間は、血液検査する度に肝臓の数値は改善して行きました。さらに、毎冬あった喘息のような症状もなくなりました。その漢方が生産終了して、田七人参だけに切り替えました。効くと思って飲んでいます。風疹にはかかりましたが、問題なく過ごしています。
その方も、無事冬虫夏草を入手して、飲んでいます。飲んでからは、体調がいいようです。それまで感じていた疲れもとれたようです。
もし、代替品ならここまではならなかっただろうかと思ったりします。
 
本当に効果あったのか、気持ちの影響か?
漢方や西洋薬などの薬は、体を悪い状態からいい状態に戻そうとする人の能力を助けるためのもで、それ自体で、治す力はないと聞きます。根本的に病気を治すのは人本人です。ちょっとした気持ちの持ち方で、病気になったり元気になったりします。今回も、気持ちの問題で、「疲れ」がなくなったのかもしれません。
 
ファーストコンタクトで、良かったものは、以降ずっと良いと思い込むことはよくあります。権威ある医師から、「いい薬」と聞いて飲んだ薬でないものでも、薬と同じ効果を発揮することがあるというプラシーボ効果があったのかもしれません。
「信じる者は救われる」とはよくいったものだと思います。