いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

恒例!首相問責、なぜ????(笑)

本日、首相問責決議が参議院本会議で可決されました。ちょっとびっくりしました。

国会会期末になると、お決まりのように野党は内閣不信任案や問責決議案を出します。今回もいつものようにしたかったのでしょう。そして、野党が過半数を有するので、当然可決されてしまいました。

今回はちょっと状況は違います。参議院選挙が7月4日公示の7月21日投票と言う時期です。参議院選挙の前哨戦で野党は完敗しました。

しかも、これによって、野党が以降の審議に参加しないことを表明、これによって発送電分離に向けた電力システム改革を盛った電気事業法改正案など残る重要法案は廃案の見通しとなりました。

国民のためか、党の面子のためか?

時流が読めていないような感じです。

この問責決議は小沢氏の生活、生活が社民、みどりの3党と共同で25日に提出しました。それに民主やみんな乗った感じです。

民主は最初は、慎重な姿勢をとっていたのですが、小沢ー輿石ラインが生きていて、民主も賛成することになったようです。

今、エネルギー問題は喫緊の問題です。できるだけ早く法案を成立させて、エネルギー問題に対応していかないといけません。この国会で廃案になったということとは、次の国会の審議を待たないといけません。こうして後手後手に回っていくことになるのでしょう。
日経新聞の電子版には「今回の問責は自民党の永久与党を前提に、社会党をはじめとする野党がこれを批判して気勢をあげた「55年体制」への先祖返りの感が強い。」とありました。

このようなやり方は、もう時代おくれなのように思います。今は、日本にとって時間的余裕はない時期です。遊んでいる場合ではないはずです。

そんな状況での「首相問責決議」は時間と経費の無駄遣いの他ありませんね。この損失は大きかもしれません。

今度の参議院選挙では、自民公明の与党が勝利を収めて、参議院でも過半数をとるのは誰もが思っていることです。どれくらい取るかが気になります。あまり大勝ちはして欲しくありません。しかし、受け皿がないですね。今日の事を見ても、到底受け皿になるのは、難しそう。

野党の最期の悪あがきでしょうか?これがねじれ国会で野党がした最期の決議になるのですね。これから3年はよほどのことがない限り、野党は野党で、あることを甘受しないといけないのに、今日のような事をして、ますます印象が悪くなって、今度の選挙では、野党は悲惨な結果になるかもしれませんね。