人間の体は、まだわかっていないところがあるのですね。
新聞に、時として、病気や体についての記事が載る事があります。
今朝の朝日新聞にも、「アルツハイマー因子」の話が載っていました。
今日の日経新聞のに興味深い記事が載っていました。
人の体にも生ごみがあるという話しです。
そして、それをリサイクルしているようです。
「体の中の「生ゴミ」再生システムで たんぱく質をリサイクル 」という記事がありました。
たんぱく質は劣化しやすい分子で、熱や酸化ストレスの影響で簡単に変性してしまうのだ。だから細胞の中では、時間とともに少しずつ、変性たんぱく質が“生ゴミ”のように蓄積していく。
この生ごみをきれいにしてくれて、再生してくれるのが、オートファージという働きです。
ただ、これは定期的にされるのではなく、ランダムに生じるようです。
わりとアバウなのだそうです。
人の体は精緻なようで、わりとアバウトなところがあるのですね。
これは、人類進化の上で、限られた栄養をうまく使う為の機能なんでしょうね。
生物の歴史は飢餓との戦いでした。
その中で、うまれて機能なのでしょうね。
ウィキペディアに次のように書かれていました。
個体が飢餓状態におかれて栄養が枯渇し、アミノ酸の供給が断たれることは、細胞にとっては生死に関わる重大なダメージになりうる。しかしオートファジーが働くことによって、細胞は一時的にこのダメージを回避することが可能だと考えられている。オートファジーが起きると、細胞内に常に存在しているタンパク質(ハウスキーピング蛋白)の一部が分解されて、ペプチドやアミノ酸が生成され、それが細胞の生命活動にとって、より重要性の高いタンパク質を合成する材料に充てられると考えられている。この機構は動物の個体レベルにおいても観察され、例えばマウスを一晩絶食させることで、肝細胞でオートファジーが起きることが知られている。
多少の偏食でも、不自由なく暮らせていたのはオートファージのおかげかもしれませんね。
あまり、贅沢な暮らしをしていると、
常に栄養が補給されるので、オートファージの機能が
消えてしまうかもしれませんね。
オートファージが一番活発なのが、生まれたばかりの赤ちゃんで、
胎児に使っていた赤血球や心筋のたんぱく質が、胎児型から成人型に交換される。
胎児時代のたんぱく質を壊す大規模なオートファジーが起きているようです。
このオートファージは、がん抑制でも関与していようです。
そして、
マクロファージなどの免疫細胞とも似たところがあるようです。
そして、マクロファージなどの免疫細胞から逃げた細菌を
捕らえて分解する働きもあるようです。
しかし、常に起きているのではありません。
もし、節食していると起きる確率が高くなるかもしれません。
オートファージは、飢餓状態に近づくにつれて、起きやすくなるように思います。
今、少し食べる量を減らせば=欲を減らせば、
健康な生活を暮らせるかもしれませんね。
私も最近はちょっと過食ぎみです。
今年は、節食に努めていこうかと思っています。
食べ過ぎる事は、生き物にとっては、
不自然な事なのかもしれません。