もう先週の話になりますね。
17日は祇園祭りの前祭(さきまつり)の山鉾巡行の日でした。
平日ですので、当然京都に行けませんし、火曜日から出張で新宮に行っていましたので、当然、見に行くことはできませんでした。
山鉾巡行は、9:00頃スタートして昼ごろに終わってしまいますが、ここ数日の暑さですので、17日も暑かったでしょうね。
3年前に仕事で京都に行った時に、巡行を見たことがあります。宵山 では歩行者天国だった車道は山鉾巡行のために人が入れず、巡行を見ようという人が歩道には人が溢れていました。夏の盛りですので、午前中でも蒸してとても暑かったです。もし、巡行がお昼頃だったら、大変なことになるだろうなと思いました。
今年は、色々と変化があったようです。
後祭が復活するようです。
後祭りというのあるのは知りませんでした。
「後の祭り」と言うことわざの言われだと聞きます。
前の祭には、9基の鉾と14基の山が練り歩き、祭も最高潮に達するが、それが終わって後の祭になると9基の山が巡幸されるだけの寂しいものになる。「後悔しても後の祭だ」などというように、いまさらやっても手遅れでどうしようもないことを「後の祭り」というが、これは、24日の山鉾巡行から生まれた言葉だといわれている。すなわち、17日の山鉾巡行(前祭)が終わってしまえば祇園祭も終わったようなもので、24日の山鉾巡行はあまり意味のないものだということから、「後の祭り」だといわれるようになったのだという。(「地図・地名からよくわかる!京都謎解き街歩き」より)
後祭りは、昭和40年ぐらいまでは、行われていたようです。
昭和30年代から京都の街も車が増えて、山鉾巡行が交通渋滞などの原因になり、市民生活にも影響があるということで、24日の「後の祭」は取りやめになって17日に一本化されたようです。
昭和41年からは、7月17日先祭りの山鉾あとに、後祭りの山鉾が巡行していたようです。
48年ぶりの復活です。
交通量は30年代以上だと思いますが、日本人の気持ちの持ち方が変わったのでしょうね。
「「前祭」・「後祭」復活!2014年度の山鉾巡行について|祇園祭」のサイトに
(Q3)なぜ後祭を復活させるのか?
(A3)千年以上にわたって継承されてきた前祭・後祭の習わしを、後世に正しく伝えていくためです。
祇園祭・前祭の宵々々山、15年ぶりホコ天なし:朝日新聞デジタル
最近の祇園祭りの宵々々山や宵々山は山鉾をみて、夏の京都の風情を味わうというより、露店で買い食いするのがメインになっているのかなという感じがあったのでしょうね。
何年か前に、宵々山にも行ったことがあります。
四条通を中心からそれぞれ山鉾のある通りにすごい数の露店が出ていました。
ちょっと驚いたのを覚えています。
山鉾をみるというより、露店巡りをしているような感じがしないでもありませんでした。
祇園祭は、前祭の山鉾巡行 のあとの24日後祭の山鉾巡行の後も続きます。
17日以降
後祭山鉾建 7月18日(金)~7月21日(月)
後祭宵山 7月21日(月)~7月23日(水)
煎茶献茶祭 7月23日(水)
琵琶の奉納 7月23日(水)
後祭山鉾巡行 7月24日(木)
花傘巡行 7月24日(木)
還幸祭 7月24日(木)
午後5時頃四条御旅所を三基の神輿が出発、途中三基の神輿は三条通の又旅社にて祭典を行います。市中を巡り八坂神社へ戻ります。 八坂神社へ戻ったあと、明かりを消し御神霊を本殿にお戻しします狂言奉納 7月25日(金)
茂山忠三郎社中により狂言が奉納されます。神輿洗 7月28日(月)
神輿三基の内一基(中御座)の前後を松明で照らしながら四条大橋まで担ぎ、神輿を清める儀式を行ないます。午後8時30分頃八坂神社に戻り、神輿庫に収めます。神事済奉告祭 7月29日(火)
疫神社夏越祭 7月31日(木)
「疫神社」の鳥居に大茅輪を設け、参拝者はこれをくぐって厄気を祓い、護符を授かります。
【ココラから前祭の鉾立ての頃の写真】
13日の日曜日の朝、京都散歩しました。
鉾山が立っているのか、見に行きました。
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