いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

今のままの日本がつづくかな。違う考えの書籍の読み比べてみて。

先週後半、日経平均株価が再度2万円を超えました。

4月末から5月初め次かけて発表された3月期決算の平成26年決算も多くの企業が好調のようです。
しかし、GW明け後の、株価の動きは芳しくありませんでした。
不正会計が見つかったり、大幅な減資を発表する会社もあったりしました。
しかし、時価評価額がバブルの頃の590兆円を超えたそうです。
上場会社が増えたというものあるようですが、
最近は10年以上ぶりのいい数字が、株の世界は出ているようです。
株価だけをみると、なんとなく日本の景気が良くなっているような気がします。

GDPも年率でプラス2.4%とのこと。
景気が良くなってきているような感じもします。
マクロ的な視点では、よくなっていると言えるのかもしれません。

しかし、人それぞれに立場はとりかたによって、感じ方が違います。
国民全員が、好景気を味わうことは、めったにないと思います。
日本に同じ時代に暮らす人でも、景気が良くなっている、あまり変わらなり、悪くなっているなどと思っている人はいるかと思います。

アベノミクスによる金融緩和の結果、円安から株価が上がって景気がよくなったと思う人。
収入が決まっているサラリーマンや年金生活の人には、円安で物価が上がるなど、実質的な収入が減り、悪くなっていると思う人も。
別になにも変わっていないという人。

 

読み比べ
最近、Kindleで、3冊の経済関係の本を買って読みました。

2冊は同じ著者で、アベノミクス前と消費増税の前に書かれた本で、アベノミクス賛成派。

「歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い~「まさか」というシナリオ~」

アベノミクスを阻む「7つの敵」 消費増税と「トンデモ経済学」を論破する 知的発見!BOOKS」


もう一冊は、増税後の昨年の総選挙前に書かれた本。アベノミクスに異を唱える元財務省の人。

「財政危機の深層 増税・年金・赤字国債を問う」

 

全く考え方が逆といってい考えを持った二人の本を読みました。
あまり知識がないもので、どちらの本を読んでも「なるほど」と思いました。

「消費増税反対」
先の2冊の著者は、上念司氏。「増税反対」。増税は、緊縮財政でアベノミクスの効果を薄める、増税しないと財政破たんする」ことはなく、自国で通貨を発行している国には財政破たんはないという考え。

デフレが日本を長期停滞に陥った原因として、デフレ脱却が大切だということで、アベノミクスに賛同されています。

また、
歴史の事実を調べて、その時代時代の経済、政治のことをよく調べて考えをされていると思います。
読み物としては、大変読みやすくおもしろく読めました。
どちらかという、「マクロ」

アベノミクスに賛成だから「マクロ」ですね。

 

「消費増税賛成」
そして、後者の著者は、小黒一正氏「増税賛成」。
まだまだ、増税しないといけないという考え。
国の借金が増えると、「財政破たん」が現実味を帯びてくるといも言っています。
さすが財務省出身で大学の教授ということがあって、理論的で、ちゃんと数字を詳しく上げて説明しています。

国の借金について、まえがきで、戦前の戦費調達のための戦時国債についてのことが書かれていました。
「戦時補償債務」というようですが、戦前に対GDP比で200%になったそうです。
それが、終戦直後、政府はこの「戦時補償債務」に関して「戦時補償特別税」を実質100%の税率で課し、実質無効にしたことがあると紹介しています。
この考えは、前2冊の著者上念氏の考えに通じるものがあると思います。自国で通過を発行していると財政破たんしないにつながるような気がします。
今の国債についても、いえるかもしれません。
どんどん国債を刷って、日銀に買い取らせて、最後は償還時には、税金で100%かけるなんてことができるということですね。

小黒氏は、大蔵省にいただけあって細かいことに目が行く。
「ミクロ」でしょうね。

当然「マクロ」と「ミクロ」考え方が違います。
しかし、ゴールは「プライマリーバランスを黒字にする」ことのようです。
アプローチの違いですね。
三冊とも面白く読めたと同時に、この先どうなるかなという不安も。

 

こららの著者以外にもいろいろな考え方を持った方がいらっしゃると思います。
いろいろ読むとおもしろそうです。
時々、いうして経済関係の軽い本を読んでいます。
特に真逆の考えの本を続けて読んでみると面白いですね。

進むアベノミクスの一部(金融緩和)。
最近はちょっとおとなしいですね。
黒田バズーカもありませんし。

今は、安倍さんは、株価が2万円台なったことをいいことに、
アメリカからの宿題をこなすほうに力を入れていますね。

株価が2万円に達した今が、
わりと日本経済にとって大切な時期だと思うのですが。
ピークが近いかもしれません。

 

こうして日本経済に関する本を読んでいると、
自分の国のことなのですが、第三者的に読んでしまいます。
自分の国の経済のことなんですね。

人によって違うかもしれませんが、
長く暮らしてきた日本、経済力が落ちて、政治力もないですが、
今の日本は気に入っています。


しかし、いろいろな問題が山積しています。
国際問題、経済・財政問題、安全保障、社会保障などこれからいろいろと変化がおきそうな問題。
このまま行くと、老後そして子供、孫の世代になって
大きく日本が傾くなってことになるかもしれないから、

今回紹介した本は、経済面で、それぞれの立場に立って、こうしたほうがいいと書いているのだと思います。
どちらが正しいかということは言えないと思います。
ひと一人の考えで、すべてを織り交ぜて考えることなんてできません。
社会はあちらをたてれば、こちらがたたずのことばかりです。
いろいろな人の考え方を見聞きして、考えをまとめていくのはいいかと思います。
一つの考えにこだわらず、多面的に見ることが必要かなと思います。
今回、いわば全く反対の立場の二人の本を読んでみました。


今のままの日本が続くには、どうすればいいのかなと思ってします。

歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書)

歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書)

 

 

 

 

財政危機の深層―増税・年金・赤字国債を問う (NHK出版新書 449)

財政危機の深層―増税・年金・赤字国債を問う (NHK出版新書 449)