季節が巡るのは早い。
過ごしやすい春が過ぎ、
厳しく、エネルギッシュな夏。
蒸暑くて、寝苦しい日が続く嫌な季節であり、
反面、
夏休み、お盆が、そして、それに合わせて各地お祭りや踊り花火など楽しいイベントが目白押しの季節でもある。
しかし、
今年は、エネルギッシュ過ぎて、ダブル台風が、何度も日本を襲って、各地で大雨の被害が頻発、大きな被害をもたらした。
そして、狂うような猛暑日が続いた。熱中症の人もたくさん出た。
そんな夏も暦が立秋が過ぎて、お盆が過ぎて、夏休みも終わり、
9月になって、処暑、白露となると、
夏の象徴の蝉から、秋の象徴のコオロギに変わり、
朝晩が過ごしやすくなったかなと思う。
気が付いたら秋の気配。
猛暑は、昔のよう。
いつまでも夏仕様でいたら、風邪気味。
今年の残暑は厳しくなさそう。
今年の夏は、駆け足で行ってしまいそうだ。
そんな夏、気候以外でも、エネルギッシュだった。
いろいろあった。
今年の10大ニュースのほとんどが夏に起きたようだ。
政治・経済・時事その他で、「うっそー」思わせることがあった。
本当にパワフルだった。
ギリシャ債務問題。
春の終わりから大きな問題になった。日本から遠く離れていて、あまり関係ないようだが、デフォルトを起こすと世界に大きな影響があったかもしれない。
ギリシャの要求は、第三者の目から見ると、「勝手な」と思える要求。しかし、ギリシャ国民からすると死活問題。そんな民意を利用して誕生した政権が世界をかき乱した。
中国
この夏、中国は大暴れ。話題豊富だ。
不動産に次いで、株のバブルが崩壊。
中国もそろそろ限界?ちょっとやばい状況かもしれない。
おかげで、世界中が大迷惑。特に日本。
この結果起きた世界同時株安で日本株も暴落、これは、アベノミクスに致命傷を与えたかもしれない。アベノミクスの生命線は株価だけ。
株価も9月4日には、200円以上下げて、17,800円を割っている。
これ以外にも中国では、天津の大爆発があったり話題豊富。
国内では、
オリンピック関連で2つ不祥事。メインスタディアムの国立競技場とエンブレム。
オリンピックの顔が、二つともやり直し。たくさんの時間とお金をかけてきただろろうに、今まで支払った時間とお金を誰が責任取るのだろうか?また国民の負担になるのかな?なぜ、こんなことになるのか?リスク管理ができずリーダー(責任者)不在の結果か?と思う。税金が無駄に使われたことに対しては、どう対処するのだろうか?
オリンピックの顔が2度もやり直し、2度あることは3度あるというが、東京オリンピックの売り文句にしていた「コンパクト」が早々に放棄されてたようだ。3つともほぼ同じ時期だから、順番付けられない。世界に約束したことが、平気でどんどん反故にして、本当に2020年オリンピックが東京で開催されるのだろうか?2020年東京国体にならなければいいが。ちゃんと、2020年東京オリンピックが開催されるかは、これからのオリンピック関係者の頑張り次第。
そういえば、2020年の東京オリンピックは、本当なら3回目。1回目は戦争で中止になった。3つ目が、第一目と同じにならないように願う。
歴史の巡り合わせか?
そこに、安保法案。
今「戦争法案」と言っている人がいる。
安部総理や自民党など政治も話題がいっぱいだった。
安保問題は、いつの時代も政権に大きなダメージを与えるようだ。
岸総理が経験したようなダメージを与えるように思うが、今のところそんな気配はない。安倍総裁が無投票で再選された。内閣支持率が低くても、交代できる人材がいない。
岸総理の安保改正は、日本の立場をよくする改善だったようだが。
岸政権は崩壊した。
孫の安保はどうか?違憲性は否めないと思うが、アメリカの議会で約束しちゃったから、どうしても成立させると言う気構えのようだ。安倍政権は崩壊しない。
理想を言えば、この安保法案の前にちょっとした憲法改正(9条に一文を追加する程度)をする努力しつつ、国民にある程度理解度を深める努力をした上で、自衛隊を完全な合憲状態にしてからするべきだったと思う。
今回のことが前例となり、憲法解釈で違憲と思えることが法案として成立する芽が出たように思う。憲法9条だけでなく憲法自体が有名無実になってしまい、第二次世界大戦のドイツの轍を踏むことにもなりかねないと危惧する。
第二次世界大戦のときドイツには「ワイマール憲法」があったそうだた、ヒットラーが憲法を改正することなく、憲法をほぼ無力にしてしまい、戦争を行ったようだ。
チャイナバブルが崩壊し、それにひきづられるように、アベノミックスバブルも崩壊したように思う。そして、安保も新しい時代になり、その方向に日本の政治も変わって行くのだろう。
時代の季節の変わり目かな。