権力は人を変える。
今、現実に目にしているようだ。
最近の安倍さんの不人気。
数多くのご本人及びお友達の失言不祥事。
異例な法案の通し方。
取り巻きのミエミエ安倍さんへのごますり。
他いろいろ。
マスコミはこれを安倍政権の「傲慢」「慢心」と言っている。
そうなると、安倍さんや取り巻きがすることが、気に触るかのようだ。
次から次へと湧く様に、雑誌からテレビやネット、新聞をにぎわした。
大敗の原因探しが始まっただろうか?
反省とかしたのかな?
下村さんが、責任とった形として、肩書きを一個減らした。
テレビでは、原因と思われる人の頭文字を取って「THIS」と言っている。「THIS」の後には「A」がくるとも言っている。
このうち、TとSは、形の上での責任を取ったと思っているだろう。
自民党を離党したり、肩書が一つ減ったりで。
しかし、HとIは我関せずだね。
安倍さんと、とても仲がいいからか?
安倍さんが「大丈夫」と言ったから大丈夫と思っているのだろう。
一番の原因は、
THIS の次のに来るべきAだろう。
安倍さんは、就任当初はこんなんじゃなかったように思う。
一期目を途中で捨てるように政権を放り投げてからの返り咲きなので、
まだ、まじめだったと思う。
2007年に政権をほ放り出してときも
今のような不祥事が山盛りで、
おまけに体調崩していた。
すごろくで振出にもどったような辛い日々を過ごすことになったろう。
どこへ行ってもそのことは付きまとったとだろう。
「臥薪嘗胆」という気分だったかもしれない。
大阪に来て、テレビ番組に出たりして、維新の人たちと親交を深めもしれない。
その時に、橋下さんと知り合ったのかもしれない。
それがあってか、今でも橋下さんとは仲がよさそうだ。
この雌伏の期間中に、浜田氏などそれぞれの道の重鎮と言われる人に多くあったのだろう。
そこで思いついたのが、「アベノミクス」だろうか。
数年の雌伏。辛かったと思う。
辛くても腐らず、耐え忍べば、なにかチャンスが回ってくる可能性がある。
人財不足の自民党。
どこの党も組織も陥っている人財不足に見える。
「腐っても鯛」
人財不足の自民党、一度政権を掘り出しているとは言え、
血筋のよいサラブレッドの安倍さんのを推す声が上がったのだろう。
菅さんや麻生さんという盟友の助けもあって、
機会を得て自民党総裁選に出ることができた。
今回の都議選に小池さんに吹いたような風が、安倍さんにが吹き、
あとは、勢いに乗って、民主党の自爆助けられて、再度、政権を持つことになった。
総理に返り咲いて、最初に手につけたのが経済。
一番目立つというか「アベノミクス」を出したかったのだろう。
この経済政策は、当時の一般的に経済に詳しい人の間では「日本でもやれば、円安になりデフレから脱却できるのに」と言われていたこと。
珍しいことではないと思う。
それを実行してしまったことで、株価は暴騰した。(後戻りできない。)
2012年はちょうど、アメリカもリーマンショックから3年、
そろそろ日本にもその影響が出だすころだったのだろう。
「アベノミクス」はベストタイミングで、世にでたことになる。
アメリカの好況による日本経済の好況をベースに支持率を上げたことになる。
その間、野党第1党の民主党は、迷走し、人材を育てられず、「安倍一強」に尽力した?
安倍さんは、アベノミクスの好結果で支持率を上げ、
日本では無敵の原野を走ることになった。
独裁者の気分を味わったのではないかと思う。
徐々に、取り巻きは、安倍さんの顔色を伺い、
安倍さんに気に入られようと、誠心誠意尽くすようになった。
ずっと上を向いて下を顧みることはなくなったかも。
さらに、民主党政権の遺産も引き継いだ。
官邸はそれまで、口うるさい官僚を手なづける術を手にしていた。
結果、「安倍一強」が確固たるものになった。
歴史小説を読んでいると、まま、出てくる。
多くの支配者が、取り巻きによって実際が見えなくなり、慢心して滅びた歴史。
政権を取って、「有頂天になり」「傲慢になり」、
民衆の言葉に耳を貸さず、謙虚さを忘れ好き勝手にやった結果、
どうなったかは、歴史が語っている。
人は誰も、権勢を手に入れると、傲慢になり、身勝手になり、
周りの人を見なくなってしまうものだと思う。
ことの大小に関わらず、ヒトと言う生きも物の宿痾。
誰にでも可能性がある。
なったらなったでそれだけの地位に付けたわけだから、いいのかもしれない。
自分はなれそうにもない。
<思いつくまま、とりとめもなく書きました。「違うよ」という点が多数あるかもしれませんが、ご容赦ください。>
↓京都の町家を使った喫茶店
(と言っていいかな。)