いまこのときが大切

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数学とAI(コンピュータ)とヒト

ノーベル数学賞はなぜないのか?

ノーベル数学賞はない、ノーベルは数学が嫌いだったのかと思った。

諸説あるようだ、思ったようにノーベルの恋敵が数学者だったからという説、王立アカデミーの長老とスエーデンの数学会の不仲だったという説、数学賞を作ると、受賞者の国籍が偏るからという説、そして、数学は下を行うの文章のように、数式は誰のものでもなく、人によって変わるものではない真理を追究するものという理由というよな設など諸説あるようだ。

特許とノーベル賞とは違うとは思うが、下の文をを読むと、なるほどと思えてくる。

数式では特許は取れない 。アルベルト ・アインシュタインは 、 E = m c 2で特許は取れなかっただろう 。なぜなら 、もしもこの式が正しければ 、それが表しているのは宇宙に関する永遠の真理だからだ 。それを自分だけの所有物だと主張できる者はいない ─ ─それはみんなのものなのである。(「数学の大統一に挑む」より)

数学にノーベル賞がないのは、上記の説がそれぞれが微妙に原因になっている可能性があるかもしれない。

 数学は、「永遠の真理を表す式」を探し求める学問かもしれない。真理であるから、誰も独占できない。

文学や物理学・化学などは製作者、発明者など、それぞれの、作品や行動や発明である。独占的な権利が発生する。

 

   

 

理論は数式によらないと認められない。数学は理論思考の根本

マイケル・ファラーは数学ができなかった。結果、自分の理論を数式化出来ず認められなかった理論もある。しかし、その理論を数式化したマックスウェルがいた。それにより、ファラデーの理論は日の目を見た。

直感的な対称性をできる限り一般化して ─ ─そしてできる限り抽象的にして ─ ─対称変換という概念として定式化することにより 、幾何学 、数論 、物理学 、化学 、生物学など 、幅広い分野で統一的に利用できるようにすることなのだ

数学は、理論のベース。数学は、ほかの学問とは違う、不思議な学問だ。数式で、四次元や十次元、もっと広い世界を想像作り出すことができる。イメージの世界ではない。
ほかの学問は、イメージを働かせ、理論と実証など現実の3次元の世界が中心のことだ。数学ができなかったマイケルファラデーは数式によらず電気に関する発明をした。それを思うと、数学は、不思議だ。

物理学が数学と協力することで、ダークマターダークエネルギーなどの存在が予定されるようになった。まだ、発見されていない。宇宙はひとつではない、宇宙の外に多くの宇宙が存在するという理論もある。これらは、計算によってはじきだされた結果によるもののようだ。


数学の思考は論理思考。数学は、計算式を学問ではなく、論理思考の学問だとおもう。学校の数学も、計算問題を解くだけの教科でなく、論理思考を養うような教科であれば、よかったのかもしれない。

今の時代計算をするだけでなら、電卓でもできるし、エクセルを使えば難しい計算も瞬時にしてくれる。要はどう使えばいいか、どのように利用すればいいのかを考えないといけない。

歴史の年号をしらべようと思えば、スマホでスイスイと調べることができる。歴史上のそれぞれの時代に、どのような人々の生活があって、どういう気候環境であってかなどを推測し、視野を広めるのがことができればよかったと思う。

 

コンピュータは、計算式がないと処理ができない。あらかじめ用意された数式をもとに計算するだけ。今、話題のAIもコンピュータだ。数学の世界で、多くの真理が解明され、ヒトの知的活動まで数式で表されるようになったとき、シンギュラリティ(技術的特異点)があるだろうと思う。

数学の発展が、Aiの進化を推し進めることになるだろう。しかし、数学で、ゆらぎのあるヒトの知的活動を数式化することができるのだろう。

技術的特異点 - Wikipedia

 

   

 コンピュータは、電子計算機、

今、AIが、人の仕事を奪うと言われている時代。今、ヒトがしている仕事の多くは、AIに取って代わられる可能性だ大。なぜなら、今ヒトがしている仕事の多くは数式化してコンピュータ処理しやすいからだろう。AIが得意な受験勉強の計算問題や歴史の年号を覚えるのと同じような仕事がAIにとって代われる可能性高い。

「AI vs 教科書が読めない子どもたち」のはじめに次のようことがかいてあった。著者は数学者だ。

AIはコンピュータである。ヒトの知的な活動を数式で表現できないと、人に取って変わることはできないとも書いてあった。

しかし、ヒトの仕事の多くは、数式化しようと思えばできるもの多く、多くはAIに取って変わられる部分もあるかもしてない。

AIにできないヒトにしかできない仕事もある。しかし、そのような仕事があったとしても、その仕事を、AIに仕事を奪われたヒトたちが可能なのだろうか?

20世紀初頭失業者があふれてた。それが世界大恐慌となった。その時と同じように。

ホワイトカラーの仕事が増えた時代であったにも関わらず、失業者が増えた。

その遠因として。

「その時代、ホワイトカラーという新しい労働需要があったのに、なぜ失業者がが失業者が溢れたのか。答えは簡単えす。工場労働者はホワイトカラーとして働く教育を受けておらず、新たな労働市場に吸収されなかったからです。AIの登場によって、それと同じことが今、世界で起ころうとしています。」

もし、シンギュラリティが起きれば、そこには大量に失業者がいるということが想像できる。少子高齢化の進む日本はどうだろうか?

日本にとって、将来、深刻化する人手不足が、医療介護の問題は、シンギュラリティとまで言わずとも、AIの進化が日本の社会を大いに助けてくれることになるのでないかと思う。

数学の大統一に挑む

数学の大統一に挑む

 
AI vs. 教科書が読めない子どもたち