いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

郵便局にて・・

最近、郵便局が混んでいるような気がする。

近くの郵便局は、19時まであいていて、不在票の郵便などを受け取流ことができる大きな建物の郵便局。

普通郵便局というのかな。

あと特定と簡易郵便局がある。

夕方5時前に行くと、列ができている。

5時が最終便の受付の終わりの時間のようだ。窓口は3から4つあって、郵便の受付をしている。それでも、列が出てきいる。ひとりあたりにかかる時間も少し長い。重さや厚さ枚数を測ったり数えたりしている。

ハガキ63円、封書84円、一通だけ出す人も並んでいる。小さな小物を送る人も並んでいる。単価にして1000円を超えるだろうか?ひとりあたりの単価でどれくらいだろうか?

今は郵便局ライバルで宅配便がある。郵便の需要を食っている。だた、価格的には郵便の方が安いのかもしれない。メルカリで売った小さなものだと郵便局では100円200円ぐらいで送れる。最近増えているメルカリなど個人間売買では、郵便を使ったほうが送料が安く上がるのではないかと思う。

昔からすると、封筒もハガキも高くなったと思う。しかし、民営化して利益を出さないといいけないことを思うと安いような気もする。郵便局は一種、矛盾する公共性と経済性の双方を求められいる。最近では、傘も売っている。窓口近くには郵便に関する商品が、陳列されている。冬場は寒風吹き荒ぶ中、外で年賀状販売もやっている。老若男女関係なく局員が、外に出てやっている。

 

この日は、近くの普通郵便局の閉店前、クライント宛の書類を送るために行った。空いているかと思ったが、いつもより列は長かった。並んでいる人は、小さな箱や、袋に入れたような荷物を持っている人が多かった。この時間はちょうど仕事終わりで帰宅する時間帯、帰りに荷物を送って帰ろうという人が多いのだろう。

並ぼうとすると、列の最後に2・3歳ころの女の子が大きな男性の後ろにポツンと立っていた。
並んでいるのかな?並んでいる感じだった。この子が郵便出すの?
とりあえず、その子の後ろに並んだ。その子は、無表情でおとなしく立っていた。
ふと奥の方を見るとと、女性がメルカリかの送り状をプリントアウトするところにいた。この人がこの子のお母さんかな。こちらの方をちらちらと見ていた。しばらくすると、その女性は女の子のところに来た。女の子に何を言うでもなく、自分の前に並んだ。手には、紙袋に入れて袋を小さく折りたたんだ荷物を持っていた。この人もメルカリで売ったモノを送るのか?
 しかし、残念ながらこのお母さんは、荷物を送ることができなかった。
トラブルが発生した。どうも女の子がおしっこをしたくなったようだ。すると女性は電話をしだした。その話のなかで「おむつをしていない」と聞こえてきた。おむつしていれば大丈夫だろうが、していないとなれば、ちょっと問題がある。普通なら、お母さんは子供を非難するような言葉を吐くかと思ったが、それもなく、お母さんは、後ろ髪ひかれるように列を離れ、郵便局の前に止めていた自転車に乗っていってしまった。なにか手伝いでもできればと思ったが、自分にできることが思い至らなかった。二人は人との接触を好まない様子もあった。

 3つ開いている窓口。ひとつをひとりの女性が長く占拠していた。ゆうパックの箱を選んでいるのか、受付の人は、大きなゆうパックの箱を奥から持ってきたりして、それでも何かあったようで、女性はずっと立っている。何をしているのだろう?随分時間がたっている。自分が来る前からそこにいたように思う。その間にも、後ろに列が伸びてきていた。そうこうしているうちに、その女性はゆうパックの大きな箱を袋に入れてもらい、帰っていった。その女性が終わると、当然だが列の流れは速くなった。

 

その間にも、いつの間にか、別の窓口の不在時に届いた郵便物を引き取る窓口も長い列ができていた。来たときは閉まっていた。そう、郵便局は依頼しないと再配達してくれない。郵便局が近ければ、取りに行った方が早い。帰宅途中で立ち寄った人もいるだろう。宅配便では、なんども再配達をしてくれるところもある。それが値段の差なのかな?

 

閉店間際、郵便局の局員さんの人数この時間帯は少ない。保険や銀行は終わっている。見える範囲だが、昼間来ると沢山の人がいるが、この時間は窓口に忙しいそうな3人、書類をもって行き来している人が一人、奥には管理者と思われる人ともう一人が話をしていた。この二人は閉店間際の時間、こころは帰宅しているのかな?

そうこうしているうちに、順番が回ってきた。封筒を一つ出した。20秒ほどで終わった。

 

「So What」と言われそうな話だ。
この日、郵便局で長々と並んで見かけた情景。目的を達せず帰った母娘のことやら、窓口を占拠していた女性や、送っている荷物やらの閉店間際の郵便局の様子、普段よくある景色、それぞれにどんな事情や目的・思いがあったのだろう。それぞれの背景にある生活風景はどんなだろう?