昨日何気なくテレビを見ていると「太陽がまもなく冬眠」という言葉聞こえてきました。
太陽の変化は地球に大きな変化をもたらします。
調べてみました。
「太陽が冬眠? 周期的活動に異変、地球に低温期到来か」(朝日新聞)
「国立天文台 ひので科学プロジェクト 2012/4/19」
太陽の北極と南極の磁場が入れ替わりつつあるそうです。
太陽の北極はマイナスからプラスに、南極はプラスからマイナスに変わってます。
これは約11年周期であるようです。予定では2013年5月でしたが、予定より1年早く極の反転が起きたようです。
しかし、今の時点では北極は徐々にプラスに変化しているようですが、南極には何の変化も起きていないようです。
そうなると、今年5月には、北極南極ともにプラスになり、赤道上がマイナスになる4極構造になってしまうそうです。
そうなると
「太陽の大局的磁場が四重極構造になる兆候が発見されました。これらの観測結果は、太陽の内部で磁場を生み出すダイナモ機構の状態が、現代的な太陽観測が始まって以来初めて、変動を来していることを示しています。地球が寒冷であったと言われるマウンダー極小期やダルトン極小期には、太陽がこのような状況にあったと考えられており、今後の推移が注目されます。 」
(「国立天文台 ひので科学プロジェクト 2012/4/19」より)
ということが考えられるようになります。
その兆候として黒点の数が減ります。
黒点は、太陽の表面の温度が低いとろころが黒点として見えます。
活発な時は、黒点が多く見えますが、
太陽の活動が弱まると、太陽の表面温度が下がってくると黒点がなくなってきます。
マウンダー極小期では、
1610年代に9個観察された黒点が、徐々に減り、1670年代になると0個になったようです。
これは17世紀に活躍した二人の天文学者初めて太陽の観測を初めておこなった黒点数です。
太陽の黒点が減って行くとなると、
これからは、少しづつ寒くなって行く可能性があります。
地球温暖化と地球に低温期到来で、どうなるんでしょうか?
テレビでは、「太陽の冬眠」で気温が2℃ほど下がると言っていたように思います。
農作物に影響がでますよね。
食料問題が発展する可能性があります。
人口を沢山抱えている国の政府は大変です。
食料の多くを海外に頼る日本も例に漏れず大変です。
今からでも、日本も農業を振興するべきでしょうね。
太陽の変動は、いずれ地球にも大きな影響を与えることになるじゃないかと不安です。
考えると、太陽の力は凄いですね。
1億5千万キロ離れているのに、地球にこんなに大きな影響力をもっているなんて、
改めて感心させれました。
ほんま、人間なてちっちゃな存在ですね。
「マウンダー極小期」とはどんな時代だったのでしょう。
年代と名前の由来
「マウンダー極小期(マウンダーきょくしょうき、Maunder Minimum)とはおおよそ1645年から1715年の太陽黒点数が著しく減少した期間の名称で、太陽天文学の研究者で黒点現象の消失について過去の記録を研究したエドワード・マウンダーの名前に因む。」
(ウィキペディア「マウンダー極小期」より)
太陽の黒点
「太陽黒点(たいようこくてん、英: sunspot)とは、太陽表面を観測した時に黒い点を散らしたかのように見える部分のこと。単に黒点とも呼ぶ。実際にはこの部分も光を放っているが、周囲よりも弱い光なので黒く見える。
黒点が暗いのは、その温度が約4,000℃と普通の太陽表面(光球)温度(約6,000℃)に比べて低いためである。発生原因は太陽の磁場であると考えられている。」
(ウィキペディア「太陽黒点」より)
このページに黒点の数の年代ごとのグラフがありました。
「マウンダー極小期」の黒点の数が極端に少なくなっています。