- 次世代電力網。 各所に小型のコンピューターを設置し、電気を需要と供給に合わせ余っている箇所から必要な場所へと自動的に供給することが可能となる送電網のこと。 これにより電気の相互移動が可能になり、低コストで電力の無駄を減らすことが出来るという。.. 続きを読む
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数年前に、新聞でこの言葉を何度か見かけました。
最近はあまり聞かれません。
いま、スマートグリッドへ向かいかけたかなと思っています。
スマートハウスなんかも出てきています。
今年の夏は、どこの電力会社も、電気不足のようです。東電以外は。
電力会社の出している数字を疑っている人はたくさんいらっしゃいます。
原発を再稼働するための口実という人もいます。
真偽のほどはわかりません。
特に酷いのが関西電力です。
発表されている数字では、かなり危機的な数字になっています。
14.9%も不足。
関西電力は、その対策処置として、計画停電と
昼と夜の電気代に差を付けることを考えているようです。
昼の電気代が夜の電気代の3倍から4倍になるような設定になるようです。
この料金体系はオール電化などの家庭向けの電気料金体系「ハピeプラン」に似ています。
●「ハピeプラン」は、基本料2,100円、
夜(23時〜翌7時)は約8円/kWh、昼は約28.02円/kWh(10時から17時)、
その間は21.64円/kWhです。
●通常の電気契約は、「従量電灯A」。
基本料金が。320.25。これが他の電力会社より安いです。15kWhまでこの料金。
そして、15kWhから120kWhまで、19.05円/kWhです。
それ以降、量が増えるごとに単価が上がっていくようになっています。
上限で、25.55円/kWhです。
この「従量電灯A」契約が、オール電化の契約のように、昼間一律28.02円/kWhになると、家庭の電気代の負担は相当増えます。
夏には夏休みがあります。
就学年齢の子供が昼間、家にいる時間が長くなります。
さらに、赤ちゃんや小さい子供、高齢者、病気の人がいる家庭もそして病院や老人ホーム、介護施設など、
クーラーは欠かせません。
クーラーを使わないと、熱中症になったりする可能性もあります。
命に関わることです。
施設によっては、クーラー以外でも、電気を欠かすことができない設備もあります。
この夏は、関西電力管内の家庭や病院等の施設は、電気代が嵩むつらい夏になるかもしれません。
さらに影響が大きいのは、産業界でしょう。コストが嵩でんできます。
電気代が上がっても、まだ電気が使えます。
計画停電になると、もっと大変なことになります。
計画停電は、昨年と東京電力管内で実施されました。多くの企業が生産場所を移転しました。
そして、信号までも止まっていました。
この夏、電力不足がおよぼす関西経済や関西に住んでいる人への影響は相当大きいかもしれません。
これが、今まで、電力会社地域独占をしていた結果でしょう。
スマートグリッドという考えは、もっと前から取り組むべきだったのかもしれません。
いま、ようやく、7月から再生可能エネルギー全量買取制度が始まるようになり、
多くの企業が太陽光発電などの再生可能エネルギーの事業に取り組もうとしています。
この話は、もう少し続けたいと思います。
長くなりそうなので、今日はココまで、つづく・・・