いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

人には人の、そして・・・

日本は、北は、梅雨のない北海道から、南は、雪が降らない沖縄、尖閣諸島まで

南北に長く、四方を海に囲まれています。

言わずもがなのことですね。(笑)

気候も地勢も色々。

風光明媚なところもたくさんのあって、観光するには事欠きません。

今、海外旅行に行くより

自然豊かな日本の四季折々に醸し出される情緒味わいたいなと思っています。

それは、自然風景だけではありません。

その土地土地に息づいた、人と自然の共生のなかで生まれたものです。

先人たちが、守るためにどうするかを考えきづいた風土習慣が醸し出す情緒がいいですね。

まず逃げよう 適切対応で死者5分の1 南海トラフ地震」(朝日新聞デジタル)

逃げるすなわち「津波てんでんこ」ですね。

先人が残した「守るための」言い伝えですね。

「「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」になるという。」ということです。

何よりも逃げろということです。

東日本大震災の時に

走って山の上まで走って逃げた小学校の生徒たち。

確か、指定されている避難場所よりさらに上にある先人が残した石碑のところまで

逃げて上がってという話をテレビで見ました。

その石碑には「地震(津波?)が起きればこれより上に逃げろ」とっいった内容だったようです。

大阪にもあるようですね。

結果、その石碑のちょっと手前まで津波が上がってきたのだったと言っていたように思います。

もともと津波の被害が多い地域です。昭和時代にも2回津波があったはずです。

チリ地震の津波の被害も受けた地域です。

津波ついては、たくさんの先人の残してくれた資料があったはずです。

先人が自然と共生をするために、伝えてきたものです。

「羹に懲りてなますを吹く」

それと同じように他の地域でも、

大きな津波が来る地域も想定されているようです。

ある地域では、地震が起きて数分後には20mの津波がやってくると言われています。

可能性は確かにあります。

「備えあれば憂いなし」です。

私の覚え違いで名はなければ、

大地震がくるという話はよく効きましたが、

東日本震災の前は、あまり津波の話を聞かなかったように思います。

火災が大変だという話はありました。火炎竜巻の話もききました。

これは、関東大震災の影響でしょうね。

関東大震災では、火災で沢山の人が亡くなったようです。

それが、地震災害で一番被害を引き起こすと思われてたように思います。

そして、昨年の大震災の津波。

今は、火災より津波に注目が集まっているようです。

まさに「羹に懲りてなますを吹く」かなと思います。

津波や火災ばかりに目を向けて防災対策をしていると、

たぶん意外なことが起きることもある可能性はあると思います。

もっと、先人の残してくれた言葉に耳を傾けて、

そして、今まで自分たちが行った防災対策の成果をみつつ、

地域毎にその地域にあった防災対策をするべきでしょうね。

「人には人の・・・」があるように「地域に地域の」があると思います。

これは防災だけではなく、経済、教育にもいえることではないでしょうか?