いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

書籍紹介「日本大沈没」。小松左京氏の小説ではありません。

一週間は早いですね。

もう金曜日です。本当に早いですね。

今日は、ちょっと書籍を紹介したいと思います。

今週月曜の祝日「敬老の日」に、久々に梅田の「紀伊国屋」に行きました。

無性に経済のついいての本が読みたくなりました。

紀伊国屋をウロウロして、

「日本大沈没」という本が目に付きました。

帯には

「財政破綻かハイバーインフレで社会的だ混乱は必至」
「なぜ周知の事実を誰も言わないのか?」

と書かれていました。

グチグチ経済論の本かなんと思いつつ、でもちょと興味があるの買いました。

日本大沈没

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読むのが遅いので、まだ読んでいます。

この本の著者は、5月7日放送の「未来世紀ジパング」のナビゲーターされていた方です。

この回は、「沸騰の現場、日本脱出!? 日本の個人資産どこへ行く?」とうタイトルでした。

多くの方が、海外に行って不動産など買ったり、

銀行口座を作ったりして、資産を海外に逃がそうとする方々を取材したものでした。

なかには、財政破綻すると、日本の銀行が全て破綻してしまう」という経済学者の言葉を信じている人もいました。

しかし、著者は、そんなことないと言っています。海外に資産を移すのは行き過ぎだとも言っています。

また、海外に資産を逃がす人が恐れ入るのは、預金封鎖です。

著者はこれもないと言っています。「預金封鎖」を「憲法違反もどき」といっています。

初めは、批判的な目で見ていたのですが、読んでいるとなるほどと思うことがたくさんです。

こういった本によくある何かを批判する書き方ではなく、

淡々と、分かりやすく書いています。

この本の最後には、「格差」の問題に言及します。

「日本には格差は存在しない」と言っています。

年収が280万円あると、グローバルスタンダードからすると富裕層になるとも書いていました。



「日本には、富者もいなければ、貧者もいない。これが、私がいろいろな世界を実際にみてきての感想です。と同時に、日本に赴任してきた多くの外国人の感想でもあります。格差のない日本。ですから外国人が一様に、『日本は世界で一番成功した社会主義国家と』いいうのです。また、『大企業の社長とフリーターの年収の差』など、外国人の目から見れば、なきに等しいといえます。アメリカには、本当の金持ちがたくさんいます。その金持ちの生活を横目でみながら、アメリカの若者は『いつか私もそうなりたい』と夢を持ち、ファイトを燃やしてチャレンジしていくわけです。」

このことに、今の日本の状況が言い表されているようです。

アメリカではこんな本も出ています。

世界の99%を貧困にする経済

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なかなか日本にいると分からない情報があって大変面白いです。

今取り沙汰されている諸問題について、違った方向から見ることができる思っています。

ただ、この本に書かれているように「ハイバーインフレ」が起こるとは思っていませんでした。

起こって欲しくないです。

起こったらその時に、本当の「格差」が生まれるのかもしれませんね。

私の持論としては、

日本人は、他の国の理論は通じないと思っています。

だから「日本は世界で一番成功した社会主義国家と」ともいわれるのです。

西洋の経済学的な理論で起きるといわれうことは起きないとおもっています。

しかし、

ちょっと不安ですね。

ニュースを見ていると。