最近、ソフトバンクの話題が新聞によく載っています。
私も興味を持って読んでいます。
最近のソフトバンクの動きが凄いなと思います。
ソフトバンクが、イー・アクセスの買収に続き、
米携帯電話3位のスプリント・ネクステルの買収で近く合意するようです。
この買収には、買収額は200億ドル(1兆5600億円)。
今日の日経新聞の夕刊の一面に載っていました。
買収することで、世界の携帯電話業者のランクで第三位に上がるようです。
「何故?」
ソフトバンクにどんなメリットがあるのでしょうか?
買収するスプリント社は、財務的によくなさそうです。
「スプリントは2011年12月期まで5期連続で最終赤字。顧客数は約5600万だが、1億件前後であるAT&T、ベライゾン・ワイヤレスの大手2社との差は大きく、顧客獲得競争が激化。高速携帯電話サービス「LTE」向けの基地局への投資負担も重く、財務が悪化していた。」
LTEの技術を伸ばすためでしょうか?
海外に力を入れるということがでしょうか?
ソフトバンクも日本脱出を考えているのかなとか考えます。
iPhone5で使うLTEの為に、イー・アクセスを子会社化するのは理解できます。
利用者増のにつながります。
しかし、
イー・アクセスとのシステムや料金体系、顧客情報の統合にも時間がかかるようですが、
来年の3月までに終わらせるといっているようです。
大きな金額での企業買収の景気の良い話の反面、
足下が危うそうです。
9月のMNPで転入出では、KDDIが9万5300件の転入超で、
ソフトバンクの転入超は1,200だったそうです。
今まで、転入超がトップがつづいたソフトバンク。
最近はKDDIにその座を奪われた感じです。
ソフトバンクにあせりがでているのでしょうか。
人の会社のことなので、あまり口出ししても仕方ありません。
なんか不思議です。
今のソフトバンクを見ていると、昔のダイエーを見ているようです。
どんどん大きくなっていき、流通業界で初めて売り上げ1兆円を突破するなど、
当時はすごい勢いがありました。
ダイエーと違うのは、ソフトバンクは、大きな負債を圧縮した点だと思います。
これで、借り入れ余力が付いたことと円高も海外の買収に走ったようです。
ソフトバンクは06年に英ボーダフォン日本法人を約1兆7500億円で買収。
最大約2兆円あった純有利子負債を今年3月末に5500億円まで圧縮したようです。
(平成24年10月12日日経WEB版の記事)
6年でこれだけ圧縮するだけの利益を上げているのなら、
もっと料金を下げて欲しいかったなと思うと同時に、
そしてインフラも整備すればよかったのにと思います。
しかし、いまだに「つながりにくい」という話が後を絶たないようです。
国内では、 LTEの設備の整備も急がれますし、
3Gの通信の状況が目一杯になりつつあるようです。
新たに割当てられたプラチナバンドの900MhZ帯も3分の1程度しか使えないようで、
3分の2は、他の利用者がいて、2018年3月末までに立ち退く事になているようです。
ソフトバンクは2014年3月末までに立ち退いてい欲しいと言っているようです。
「携帯電話の利用者はソフトバンクの事業規模に興味あるのではない。通信品改善の秘策はあるのか、利用者はそこを注目している。」(日経新聞WEB版「買収の陰で、ソフトバンク、プラチナバンドに漂う暗雲」)
私も会社の携帯とポケットWi-Fiがソフトバンクです。
ポケットWi-Fiはイー・アクセスを主に利用しています。
今は、ソフトバンクとして見ます。
不自由は感じる事はないのですが、ポケットWi-Fiの繋がりが悪いのは気になります。
企業規模を追求しだすと、大きくつまずく可能性があります。
株価がそれを現しているかもしれません。
本当は、地道に、利用者の便利さを最優先するべきだったと思います。
偶然にも福岡ソフトバンクホークスの前身は福岡ダイエーホークスでしたね。