いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

27年後の2040年日本は超少子高齢化社会に。高齢者割合が3割以上になる?

27年後、ずいぶん先のように思えます。
27年後の2040年。
国立社会保障・人口問題研究所の発表では、すべての都道府県で人口が減少し、
日本の人口は1億700万人。
2010年の人口1億2800万人から16.2%減ると予想されています。
超少子高齢化社会になっています。
その頃には、斯く言う私も高齢者の一員になっています。

昨日のテレビの画面です。横の人は、膳場さんです。

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グラフにするこんな感じですね。高齢者は微増ですが、
15歳から64歳の働き盛りが激減しています。
それは、15歳未満の数も減少傾向にあるのが原因
人口推移(全国)

『日本の地域別将来推計人口』(平成25年3月推計) より

ほとんどすべての都道府県で、人口が減り、
高齢者の割合が3割以上、4割の自治体も出てくるようです。

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年齢別割合(全国) (%)

 
『日本の地域別将来推計人口』(平成25年3月推計) より

労働人口と将来の労働人口が右下がりで、高齢者の人口が右上がりです。

上記の内容は、あくまで予想です。過去の数値の変動を見ながら推測したものでしょう。
推計方法
「5 歳以上の年齢階級の推計においては、コーホート要因法を用いた。コーホート要因法は、
ある年の男女・年齢別人口を基準として、ここに人口動態率や移動率などの仮定値を当て
はめて将来人口を計算する方法であり、5 歳以上の人口推計においては生残率と純移動率の
仮定値が必要である。。一方、コーホート要因法による0-4 歳人口の推計においては生残率と
純移動率に加えて出生率および出生性比に関する仮定値が必要である。しかしながら、市
区町村別の出生率は年による変動が大きいことから、子ども女性比および0-4 歳性比の仮定
値によって推計した。」(日本の地域別将来推計人口 (平成25(2013)年3 月推計) -平成22(2010)~52(2040)年-より)

出生数も減っています。
少子高齢化社会といわれて久しく、人口の減少が2005年ごろから自然減が始まり、11年は約20万2千人にまで増えました。そして、2012年の日本の人口減少幅は過去最大の21万2千人と過去最高を記録しました。
出生数の減少が続いています。2011年が約105万1千人、2012年は103万3千人。1万8千人(約1.7%)減少しました。

平均寿命は短くなる?
日本の平均寿命は男性が79.44歳、女性が85.90歳。世界でも12を争う長寿国です。
しかしこのまま、人口減少と高齢化が進むと、消費が減少傾向になり、労働力不足による税収減と年金収入減と、高齢化により年金支出増や社会保障費増が財政を圧迫させ、多くの国のサービスが切り詰められることになるかもしれません。特に医療の不足が生じる可能性があります。
今の70歳以上の高齢者の方は戦前生まれ、終戦前後と言えば、食事環境もわるく、あまりいいものを食べれなかったと思います。その年代の人が日本の平均寿命を延ばしているではないかと思います。戦前生まれの人は体丈夫だという話をお医者さんから聞いたことがあります。食事の摂取量が少なく、飢餓とはいかないまでも、近い状態で暮らしていた時期が終戦前後ぐらいにはあったと思います。その時に働いたの長生き遺伝子であるサーチュイン遺伝子ではないかと思います。それがあって、戦前生まれの人は体が丈夫だといわれるのかもしれません。
それに反して、戦後生まれの人は、食事が充分にあって、食べすぎるほど食べることができる時代に育ちました。人類の歴史では、珍しい状況です。人間というより生物の体は飢餓に耐えることができる仕組みを長い歴史で培ってきました。それと全く逆の現象が戦後数十年間、起きています。体がそれに対応できずに、生活習慣病といった病気が人の体をむしばんでいっているのではないでしょうか?医療なしでは長生きできないようになってきています。
そこで、医療不足が生じると、充分な医療を受けることができない状況になり平均寿命が徐々に下がっていくのではないかと思います。