今日は、太陽光発電アドバイザーの試験の日。
昨年できた新しい資格試験です。
昨年の7月1日に施行された「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」により、10kW以上の発電出力の非住宅用(産業用、メガソーラなど)が増えました。
住宅用の太陽光発電は昨年の4月から今年の1月までに102.3万kWが、非住宅用(産業用、メガソーラなど30.6万 kW)が稼動を始めました。
再生可能エネルギー全体では、139.4万kW。
ほとんどが太陽光発電という事になります。それだけ、太陽光発電の導入が容易になってきたのでしょう。
再生可能エネルギーには、太陽光発電以外に、風力発電、地熱発電、バイオマス発電、中小水力発電などがあります。
太陽光発電は、他の発電に比べて、規模に縛られず、環境アセスメントなどの複雑な手続きなどが軽微で、コストも安く済みます。
今年4月に売電価格が下がっと言っても、住宅用が38円、10kW以上の非住宅用は税別で36円です。十分ペイできる状況もあって導入が進んでいます。
これらの要因があって、太陽光発電を導入が増えています。今でも太陽光発電のパーツであるパネル、パワコン、接続箱などの品薄状況が続いています。
新しい分野のビジネスですので、数々のトラブルが発生しているようです。消費者相手の10kW未満の住宅用については、雨漏りや、聞いていたほど発電しないなどのトラブルが多いようです。
それゆえ、販売や施工のレベルを上げる為に、国や関連機関は研修や資格制度を設けました。その一つが太陽光発電アドバイザー試験でしょう。
他にも施工責任者用の試験もあります。
この分野も、景気がいいのは、今年度と来年度だという話も聞きます。
しかし、今猛烈に進んでいる円安によって、天然ガスや石油にエネルギーの輸入価格が上がり、原発の再稼働も考えられない状況では。光熱費の高騰が予測されます。そうなった時に、再生可能エネルギーの発電の必要性が再度見直されるかもしれません。環境だけでなく経済面での必要性が。