いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

アベノミクスはどこへ行く。

日経新聞の電子版をよく見ます。トップページには株や為替の動きがリアルタイムに表示されています。ご存知の通り、5月下旬くらいから、株価が上がったり下がったりしています。前にもジェットコースターのようだと書かせて頂きました。まだ、ジェットコースター状態は続いているようです。見ていると、投資されている人の悲鳴が聞こえてきそうな感じがします。

 

今日も日経平均株価が大幅に下がりました。518円さがりました。そして、1万3000円を切りそうな雰囲気です。

今日株価が下がった原因の一つが、安倍総理が発表した[成長戦略」の第三段が、前に発表があった内容とあまり変わらず、「目新しさ」がなかったことのようです。

4月の日銀の黒田総裁の「異次元の金融緩和」の発表の後では、株価が上がり、円が安くなりました。このときは、発表の内容に目新しさがあり、市場関係を驚かせるものがありました。

アベノミクスの三つの矢の三つめがどうもインパクトないようです。もう、市場はコミットメントでは動かなくなっている上に、インパクトのないコミットメントでは、仕方ありません。昨年11月以来、市場関係者の期待も膨らみ、次から次へと発表されるコミットメントで、市場は沸き立ちましました。

しかし、ここにきて、長期金利が上がり、一瞬ですが、1%を超しました。このことで、市場関係者は、黒田総裁のいう「異次元の金融緩和」にちょっと疑問を持ち始めたようです。

衆議院解散以来、半年を過ぎて、アベノミクスにもそろそろ陰りが出始めてきたような感じです。参議院選挙までもつかどうかすこしあやしくなってきました。

 株や為替、金利が壁にぶち当たっている中、不動産は好調のようです。この原因は、来年消費税が上がるのが要因なっていると同時に、前の白川総裁の政策が一役かっているという話を聞きます。長期金利が上がり住宅ローンの金利が上がり始めています。その中で、3年固定金利が0.6%の住宅ローンがあります。この低金利の住宅ローンが住宅購入を後押し後押ししているとも言われています。金利上昇場面で、なぜこのような低金利で貸し出しできるかといういいますと、白川総裁のときに、「貸し出しを増やした民間銀行に日銀が年0.1%で最長4年まで資金を貸し出す制度」を決めたようです。それが今になって効果が出始めてきたようです。皮肉なものです。

昨日のテレビニュースでこの事を知ました。このニュースの中で、白川総裁の映像が流れ、すぐに黒田総裁の映像に切り替わっていました。対象的な感じです。追い出されように日銀を去った総裁と、今まさに苦境にたちつつある前総裁を追い出すようにしてその地位についた総裁の映像。

 

そして、日経平均株価が下がった原因のもう一つは、アメリカです。量的緩和が縮小される可能性が高くなったため、今アメリカの株価の動きもちょっとおかしいです。その影響を日本の株価も円も大きく影響を受けています。

アメリカの変調が、日本の株価が下がった一番の大きな要因かもしれません。日本の政治が何をいっても、アメリカの景気が悪ければ、改善しません。反対にアメリカの景気が良くなった時は、それなりの恩恵を日本は受けることが可能です。それは政治次第です。アベノミクスの好調時はちょうどアメリカの景気は回復基調にある時期と重なるはずです。

今は、何をしても効果がでないと思います。いま、静かに、アメリカの情勢をみている時期かもしれませんね。(笑) 

 

このままでは、参議院選挙は、どうなるでしょう。ねじれは解消できるでしょうか?阿部総理が目指す憲法改正の足がかりとすることにできるのでしょうか?

経済を選挙対策にしている現政権。ここまで来たのですから、命がけでしっかりアベノミスク成し遂げて、コミットメントを現実にして欲しいものです。

病欠は、なしでお願いいたします。 

すごく嫌味な内容になってしまいました。

日本が良くなれば、他の国にもいい影響を及ぼすことできます。キット。