明日6月21日は「夏至」です。旧暦では5月13日。
「冬至」には柚子湯に入ると言うように、「夏至」はというと、菖蒲湯がふと浮かびます。
しかし、菖蒲湯は端午の節句に入るものようです。
七十二候の次項にも「菖蒲華」とあり、菖蒲は今頃が季節のようです。多くのブログで菖蒲の花をたくさん見させて頂きました。旧暦では5月ですので、菖蒲湯は「夏至」かなとおもったりします。
七十二候
- 初候
乃東枯(ないとう かるる) : 夏枯草が枯れる(日本)
鹿角解(しかの つの おつ):鹿が角を落とす(中国) - 次候
菖蒲華(しょうぶ はなさく): あやめの花が咲く(日本)
蜩始鳴(せみ はじめて なく)蝉が鳴き始める(中国) - 末候
半夏生(はんげ しょうず) : 烏柄杓が生える(日本・中国)
<ウィキペディアより>
この日は、一年で一番昼が長い日といわれています。この日前後はほぼ同じような昼の長さですが、この日以降、確実徐々に昼の長さが短くなっていきます。
毎年、同じようことを書いています。
私にとって、「夏至」を過ぎることは一年の「盛り」を過ぎることのように思えてなりません。生き物の一年の営みも盛りを過ぎて、これから下りにはいるように思えます。しかし、稲もこれからどんどんと成長してくいきます。蝉もこれからが盛りになります。生き物の生命時計は、敏感に陽の長さの変化を感じているはずです。
『暦便覧』には「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」とあります。
この時期は、梅雨のさなかです。長い昼の陽を拝むこと出来なさそうです。
今年は数日前まで、「空梅雨」と言っていました。雨が降らないかとというその思いが極まってか、やっと降ったと思った雨が、大雨です。西日本各地では大雨が降っているようです。幸い、大阪の私が住んでいるところは、雨も酷くならずにすんでいます。他のエリアでは、床下浸水したところも、避難勧告が出たところもあるようです。これから台風4号が接近してきます。まだまだ雨が降るそうです。大雨が降っているところは、お気をつけください。
雨は降らないと困ります。降りすぎると洪水や土砂災害が懸念されます。適度がいいのですが、なかなかそうはいかないのですね。
いつものごとく、「京都二十四節気」の「夏至」です。