いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

耳をすませば。よき時代を偲ばせてくれる。

ジブリ映画「耳をすませば

昨日、テレビで放送していました。

7月20日にタジオジブリ新作映画「風立ちぬ」が公開されます。それに先だって、ジブリ作品の映画をテレビで放送して、盛り上げようと言うことでしょう。来週の7月12日は1994年7月16日公開の「平成狸合戦ぽんぽこ」が、その次の週の7月19日は2002年7月20日公開の「猫の恩返し」が日本テレビ系列で放送予定です。

耳をすませば」は1995年7月15日公開された映画です。時代は、まだ、インターネットや携帯電話、スマホ、パソコンなどが普及するはるか前。

主人公の月島 雫(つきしま しずく)は受験を控えた女子中学生

彼女の大学生のお姉さんがワープロで論文を書いているシーンが出てきます。今の40歳前の方々の中学生の時代になるのではないでしょうか?ただ、出てくる風景などを見ると、私たちのようなもう少し上の世代でもなにか懐かしさを感じさせるものがあります。原作は「りぼん」1989年8月号 - 11月号にて連載されたようです。

この映画は何度か見たことがあります。しかし、全て通してみていないようです。昨日みているとはじめて見るシーンが何度かありました。そして、昨日も結局は全て通して見ていません。気がついた時は、すでに放送が始まっていていました。

ストーリーの内容よりも、背景の絵とか、主人公を取り巻く環境の様子や出来事のシーンに興味を引かれています。それぞれのシーンの描き方が、とてもうまく、見ていて雰囲気がよく伝わってきました。

 雫の彼氏のような存在の天沢聖司(あまさわ せいじ)が、雫の教室に雫を呼びに行ったシーンでは、男子生徒が女子生徒を呼びに来たということで、クラス中の皆が注目。聖司はとんちゃくないのですが、照れた雫は恥ずかしがって、聖司を連れて屋上にいきます。それをクラスメートがついていって、様子をうかがっているシーンを見ると、ついていくことはしなかったですが、小学生中学生の時代こんなことあったような気がするなと、ふと懐かしく思います。昔のテレビではよくあったように思います。

また、

その聖司がバイオリンの造りの職人を目指し、海外に修行に行くことになります。聖司の話聞き、その考え方に触発され、今の自分を省みて、このままではダメだと、今、自分にできることをしないと思います。それに寝食を忘れたように集中します。その様子を見たお姉さんは、受験をひかえていながらも勉強しない雫に注意します。そして、二人は言い争いになっているところに、お父さんが帰って来てきます。その様子を見たお父さんは着替えてから、二人を呼びます。二人は大人しくお父さんの言うとおりします。二人の話を聞いているところに、お母さんが帰って来て、お父さんに呼ばれて、席について、お姉さんは席をはずしなさいとい言われると、素直に席をはずします。みんながお父さんの言葉に従っていました。お父さんの権限が大きい時代だったのかなと思います。実際、この映画の時代ではそうではなかったかもしれませんが、こういった時代があったと思います。 

耳をすませば [DVD]

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ジブリの映画は絵もさることながら、昔のよき時代を偲ばせてくれる映画が多いので好きです。

となりのトトロ」(1988年4月16日公開)、ジブリの作品ではありませんが宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」(1984年3月11日公開)は、何度も見ました。

となりのトトロ」の映像は、設定の時代は違いますが、昔私が母方の実家に預けられていた時のことを偲ばせてくれます。

となりのトトロ [DVD]

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