六甲山で泊まったホテルは、六甲山ホテルでした。
阪急阪神第一ホテルのホテルです。
開業当初は宝塚ホテルの分館だったようです。
六甲山ホテルは、開業当初からあった洋館風の旧館の建物とコンクリート造の新館の建物の2種類からなります。
旧館は1929年、新館は新館と言っても1962年に開業したようです。
部屋は、旧館の方でした。
このホテルは、平成19年に経済産業省から近代化産業遺産に認定されています。
このような歴史あるような洋館で、なお現役の建物には興味があります。
ここに泊まって、いろいろ見て回れるだけで十分面白いです。
歴史を感じることができます。
フロントから、部屋に向かう通路に、六甲山ホテルを取り上げた新聞の切り抜きや写真が展示されていました。
このホテルの歴史一部を展示しています。
この通路を部屋のある方に進むと、
ウェディングドレスが飾ってあったり、結婚式の打ち合わせをするようなテーブルがあり、結婚式場のようでした。
このホテルは宿泊施設であり、そして、多くのホテルがそうであるように、結婚式場でもあります。
写真の奥が結婚式の打ち合わせするブースがあります。
その横に宿泊エリアの入り口があります。
ここにはこんなものもありました。
開業当初のホテルです。
砂糖でできていいます。
2階へ上がる階段や廊下を歩くと、木造の洋館特有の木がきしむ、「ミシッ」という音がして雰囲気は抜群です。
明治・大正・昭和初期の雰囲気が漂います。
休館の2階に上がると、かつてのロビーがあります。
廊下
階段
正面玄関は新館にあります。
玄関にはちょっと高齢のポーターさんがいました。
玄関を入るとポーターさんが立つ場所?がありました。
この奥にフロントがあって、
手前のデスクはコンシェルジュのデスク?
この時は誰もいませんでしたが、
どれも、今でも使われています。
フロントの奥に新館のエレベーター。
フロントの上にはこんな照明と飾りが。
鹿の頭部の剥製
フロントの横から2階へ上がる階段があります。
階段を上がると、
結婚式のお客さんの待合室がありました。
そに他にも結婚式や披露宴などに使われる部屋がたくさんありました。
昔の正面玄関。今は閉鎖されています。
裏の駐車場からの入り口。
昔は皇族の方もお泊まりになられたホテルです。
今は、交通手段が便利にかつ安くなり、旅行は、旅行は、海外や国内でも遠方に行くようになりました。
さらに、また好みも変わって、ホテルも素晴らしい近代的なホテルも増え、競争が厳しくなってきました。生き残る手段として、建物の特徴を生かそうとしているのでしょうね。
結婚するならこんなに、豊かな緑に囲まれ、高級な洋館の雰囲気漂うところでできれば、思い出になるでしょうね。
宿泊施設というより、宿泊施設付き結婚式場という感じもします。
かつては、高級ホテルだったのでしょう。時代が時代なら私たちのようなものが泊まることができなかった でしょうね。
蛇足ですが、宿泊料金はずいぶんと安かったです。