いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

「天災を忘れない事」が、一番の防災かもしれません。

阪神大震災から18年。

そして、東日本大震災からもうすぐ2年です。

阪神大震災の時は、大阪や近隣の都市が機能が失われるほどの被害はありませんでした。

大阪や近隣から物資が運ばれました。

それでも、被災されが方はすべてを失い、失意の中、苦しい生活を強いられました。

東日本大震災の時は、広範囲に大きな被害がありました。

いまだに解決できていません。

まだ、多くの方が不自由な生活を強いられています。

原発の事故の影響も甚大でした。


徐々に地震の及ぼす影響の範囲が広がっています。

その次は、もっと大きな災害が起こる可能性があります。

それが、南海トラフの大地震なのでしょうか。

南海トラフ大地震は、東海エリアから九州にまでの広範囲に及びます。

日本にとって致命的な災害です。


NHKでは、南海トラフの大地震が起きた時の最悪のシナリオの番組をやっていました。

相当ひどそうです。

南海トラフの地震で、6強の地震が各地を襲うそうです。

6強は、相当強い地震です。

大阪で7,700人、名古屋で1万以上の人が亡くなり、

大阪、名古屋でもそれぞれ30万以上の家屋が津波より流出してしまうようです。

5,900万人が被災するようです。

大阪には3m名古屋には4mの津波が都心部に押し寄せてきます。

テレビの津波の被害の地図が出ていましたが、

津波は内陸の滋賀県にも及びそうです。

都市の地下に張り巡らされた通信網もダメになるとのこと、

それ以前に、火力発電所が大きな被害を受けて、

発電量が34%にまで落ちるようです。

そうなると、水も食品もつくれません。通信もできません。照明も点きません。

たいへんな事態になりそうです。

困ったものです。

どうすればいいのでしょうか?

イオンや生協などの流通企業も南海トラフの大地震に備えて、

食料や水をできるだけ被災者に運べるように色々と考えてくれているようです。

電気が止まり、水道が止まり、ガスも止まり、通信も止まり道路も寸断されるとなったら、

われわれの生活はどうなるのでしょう。

大阪、名古屋、神戸、京都とさらには、中国、四国、九州の都市に被害及びます。

さらに

東京にも被害は当然あると思います。

そうなった時の日本はどうなるのでしょうか?

政府も混乱して充分に機能しなかもしれません。

敗戦直後の日本のようになるのかもしれません。

あの時は進駐軍がいました。

進駐軍の是非はともかく、

焼け野原の日本を立て直す為には、プラスになったと思います。

中心になって日本のこと考える組織でした。

(アメリカの植民地とするためだったかもしれません。)

質は悪くても食料を運んでくれたようです。

(十分にいきわたらなかったかもしれません。)

秩序を保つ存在でもあったと思います。

(例外なこともあったかもしれません。)

しかし、

日本の復興の中心となるものでした。

マッカーサーはわりと日本人に人気があったようです。



震災で、崩壊した日本。

今、そんな日本の中心になる機能があるでしょうか?

戦後日本の進駐軍のように、中心になって物資を日本に運んでくれるのは誰でしょう。

誰が、中心になって復興を進めることができるのでしょうか?

ふと考えてしまいます。

震災が起きると、被災地以外でも当然、物資の不足するのは、確実です。

東京でも物資が不足するでしょう。

そのときに政府がちゃんと機能することが可能なんでしょうか。


NHKで放送された最悪のシナリオ、

NHKの姿勢は出てきませんでした。

放送通信を扱う企業が、最悪のシナリオだけを放送して、それだけ?

このような情報を流して想定被災地に危機感をもってもらうのではいいかもしれません。

しかし、その危機感は、やたらと人の気持ちを不安にさせてしまいます。

それでいいのでしょうか?

興味があるので、見てしまいます。

視聴率確保の為のものなのでしょうか。

阪神大震災をネタにした番組なのでしょうか。

明日以降は、今日表のことは忘れて、全く違った番組を放送するのでしょうね



私は、南海トラフの地震は、本当は30年ぐらい先のことなのだと思っています。

なんといっても「天災は忘れた頃にやってくる」です。

阪神大震災も、東日本大震災も、

災害の怖さを忘れた頃にやってきたのではないかと思います。

日々、災害に備える気持ちをもっている間は、

大きな災害はこないのではないかと思います。

今回のNHKの番組はその意味もあったのでしょうか?

暴論かもしれませんけど、

災害の怖さと不幸を忘れないことで、

災害は防げるということかもしれません。

天災を忘れない事が、一番の防災かもしれません。

天災は忘れた頃にやってくるのです。

それを誰もが忘れない事が大切です。



ちょっと、今日はとてもいやな事があって、
随分飲んでしまいました。
暴論で不愉快な気持ちをされた方がいらっしゃるかもしれませんけど、
ご容赦ください。

阪神大震災東日本大震災のような大きな災害がないことを祈ります。