いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

山あり谷あり

インフルエンザで、家に引きこもっています。
わりと元気なので、読書。
最近好んで読むのが、ビジネス書です。
先日、高橋洋一氏の



を読みました。
今日読んだのは、
最近ニュースでも次期日銀総裁候補と言われた浜田宏一氏が書かれた
「アメリカは日本経済の復活を知っている」という本です。
浜田宏一氏はイェール大学名誉教授、安倍新政権で内閣官房参与。
現日銀総裁の白河方明さんは、浜田氏の教え子の一人です。
金融緩和の積極派です。
最近よくテレビに出られてる高橋洋一さんとも仲が良いようです。

アメリカは日本経済の復活を知っている

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金融緩和は、単純に紙幣の印刷機をたくさんまわすということです。
今は、日本のお金の量が欧米のお金の量より相対的に少なくなってきているので、
だから円高になっているようです。
それをなくすためには、お金をたくさんする必要があるということだそうです。
安倍総理が大規模な金融緩和を言っていますので、
投資家の方は、これは円安になると見て、円安になると日本の輸出関連が業績があがると見て、
輸出関連の株を中心に上がっています。
それだけで、いい気分になるのでしょうね。
円安、株高で、
富裕層の消費が変わってきたとテレビでもニュースでやっていました。
景気がよくなりつつあるのでしょうね。
あまり、急激によくなるのは少し怖いですね。
バブルになる可能性があります。



人生、山あり谷ありですけど、
景気にも、山あり谷ありです。
今は日本の国は、景気の山の登山口に着いたのかもしれません。
その山がどんな山なのか、
また、その山も、国民一人一人違うかもしれません。


あまり、大きな山や大きな谷は望みません。
上り下りがしんどいですねから。
1980年代のバブルは、急峻な景気の山に勢いよく登り、
頂上から勢いよく滑り落ちた感じです。
衝撃は大きかったですね。
それ以来、日本は元気がありません。
ゆっくり上がって、ゆっくり下りていく、そしてゆっくり上がっていく。
下がる量を減らせば、全体的に上がっていけます。
そんな感じがいいなと思います。
人生もそうありたいですね。


バブルで踊った企業や人の行く末は、大変です。
昔、流通業界は、ダイエー、イトヨーカドー、ジャスコ、ニチイなどたくさんの会社がありました。
当時のダイエーの勢いはすごかったです。日本一の流通企業でした。
次から次へと会社を吸収して、大きくなって行きました。
ニチイもいろいろ派手にやっていたようです。
多くの流通企業は、倒産したり吸収されてしまいました。
その中で、いま当時の勢力を残しているのは、イトヨーカドー、ジャスコ(イオン)です。
その中で象徴的なのがジャスコだと思います。
ジャスコは、バブルに乗らなかったのでしょうね。
だから、ダイエーやニチイなどが傾くなか、その隙間を埋めるように大きくなってきていったのでしょう。
ニチイを吸収して、ダイエーを傘下にして、イオングループとして日本最大の流通企業になりました。
また、最近スーパーに行くと、
トップバリューというイオングループのプライベートブランド商品をよく見かけます。
イオンの根が日本の流通業界に広がっていっているような感じです。
ちなみに、御存じの方も多いと思いますが、
イオングループの創業者・名誉会長は岡田卓也氏、社長は長男の岡田元也氏です。
民主党岡田克也岡田卓也氏の二男です。


まわりの雰囲気に踊らされず、
着実に自分の道を進んでいった企業が残っていったような感じです。