いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

大気汚染再び?中国の大気汚染が日本にもやってくる。気をつけましょう。


昨日撮影した写真です。

澄んだ青い空と悠々と空を流れる雲。

大阪は、自動車とか工場があるので、

自然の多い里山の青空とは違うかもしれません。

でも、大阪育ちの私にとっては、なじみ深い青い空です。

しかし、

大気が汚れてくると、青い空と白い雲を見る事ができなくなってきます。

薄黒い青空に、不自然な形の雲が空を流れているそんな風になるのかもしれません。

中国の北京がそんな状況でしたね。

北京はもっとひどかったのでしょうね。

有毒の霧が立ち込めたような感じだったのでしょう。

その中国の大気汚染が

偏西風に乗って日本にやって来ているようです。

中国の大気汚染は、年々酷くなっていっているようです。

最近では、北京が有害物資の濃霧のニュースで話題になっていました。

そして、先日北京で風が吹いたようで、

何日ぶりかで青空が覗いたというニュースがありました。

その風で、北京の有害濃霧がどこに行ったのでしょうね。



今日の日経新聞の電子版の記事に次のような記事がありました。
「中国の大気汚染、日本も「警戒レべル」 ぜんそくや脳梗塞にリスク 汚染物質、黄砂に付着して飛来」

この記事に次ようなことが書かれていましたが、

中国の深刻な汚染に比べると、日本に越境してくる汚染物質の量はかなり少なく、現段階では問題になるレベルではない

しかし、春になると、移動性高気圧や低気圧が大陸からやってきます。

また、黄砂が大陸からやってきます。

それにのって、中国の汚染物質が流れてくる事は十分考えらます。

記事には次ぎのような事も書いてありました。

現在はシベリアにある寒気団が強い。中国東北 部では上昇気流が弱く、汚染物質が地上に近いと ころにとどまっている。これが濃縮した結果、深刻な大気汚染につながったとみられる。上空を流 れる偏西風に乗って日本にまで届くのは、直径が小さく軽いPM2.5にとどまっているようだ。
しかし、暖かくなってシベリア寒気団が弱まる 時期は大量に日本に飛来する可能性がある。西向 きの風が強まり、西から東へ向かう高気圧と低気 圧が交互にやって来るようになると、低気圧に巻 き上げられた汚染物質が日本に届きやすくなる。

春は、気候がよくきれいな花が咲いて、良い季節なのですが、

このような記事を読むと、どうも外出するのが怖くなります。

洗濯物も外に干せないような気になります。

どちらにしろ、黄砂が飛んでくるので、

洗濯物は外に干すと黄砂が付く恐れがありますね。

その黄砂が有害物と一緒になっているとなると恐い話です。

これがこれから毎年、知らない間にやってくるのでしょうね。

それも、年々酷くなっていくのでしょうね。

積もり積もれば、大きな環境汚染になります。

さらに、ひどいのは、人の健康にも大きな影響を及ぼすという事です。

ぜんそくなど呼吸器系や循環器系に病気のある人は、

気をつけないといけないようです。

九州大学の北園孝成教授らが福岡県の 基幹病院に脳梗塞で運ばれた救急患者 6000人あまりを調べたら、黄砂が飛来してから3日間は発症する人が増える傾向にあった。脳の太い血管が詰まって言語障害や手足 のマヒを招く重症のタイプに限ると、発症リスクは1.5倍に高まるという。肺の奥に入り込 んだ黄砂に含まれる汚染物質や微生物によって過剰な免疫反応が起こり、血管の内側につ いた脂肪の塊がはがれて脳梗塞を招くと考えられている。動脈硬化が進んでいると発症し やすくなるという。

とも記事に書かれていました。

また、花粉症もひどくなるのではないかと心配です。

花粉症も公害が影響しているようですから。

日本人全員花粉症なんてことも考えられますね。



中国政府も、改善に乗り出すという発表しています。

しかしこれは「?」です。

政府の高官が、こういった害を排出している企業とのつながりが強いので、

積極的ではないという記事が昨日の朝日新聞に乗っていました。

中国国民もかなり怒っているようですので、

中国政府もなんらかの動きをするかと思います。

しかし、積極的には動かないのでしょうね。

大きな改善は見られないかもしれません。

中国に住んでいる人も大変です。

中国の経済が発展するとともに、公害はどんどん排出されていく。

その公害を防止するには、政府が動かないと改善は見込めません。

昔の日本でも、大気汚染がひどいところがありました。

毎日のように光化学スモッグが出ていた頃もありました。

公害でぜんそくになった方も沢山いました。

私が子供頃住んでいたいところは、近くに工場が沢山ありました。

空き地なんかにいると、見える工場の煙突からもくもくと黒い煙が出ていて、

悪臭が町中にただよっているという時もありました。

しかし、これも政府が基準をもうけ、

企業も努力して、改善されて来たところです。

それが、海外の影響で、また、悪化する可能性が出てきました。

海外ですので、日本の国だけでは、どうしようもありません。

日本からうちわで扇いで、

汚染物質が来ないようにすることなんてできませんよね。(笑)

中国相手ですから、なかなか改善はむずかしいですね。

自己防衛しかないかもしれません。

今は、公害もお金も食べ物も、

何もかも国境がなくなりつつありますね。

でも厳然と国境は存在してますね。