いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

日本経済に春は来るのでしょうか?

今朝は青空が広がっていい天気でした。

昼からは、曇りだしてどんよりした天気になりました。

夕方外に出ると路面が濡れて位いました。雨が降ったようです。

冬の天気は変わりやすいです。

今の日本の金融のようです。

季節は着実に春に向かっています。

木々は春の準備を始めているのでしょう。

マンションの庭に植わっている木の枝の先が赤くなっていて、

その先にはつぼみが出始めているような感じでした。

日本の経済にも春が来るのでしょうか?

今、日本の経済に春の兆しが繰るくるかどうかは、

昨日の日米首脳会議と、日銀総裁人事次第です。

それがうまくいったからといって

日本の経済に春がくるものではないと思います。





昨日日米首脳会談がありました。

TPPには関税を撤回する品目に例外があるということを確認されたようです。

それを確認して、TPPの交渉に参加する可能性が高くなりました。

オバマ大統領は、シェールガスもアメリカが日本に輸出する許可に前向きの姿勢を示したようです。

今回の日米首脳会議は、安倍総理としては、まずまずの内容だったのではないでしょうか?

そして次に待っているのが、日銀総裁人事です。

今月末までに、日銀総裁の人事については発表する予定のようです。

総理も休み明けの25日から人事について、本人の了解をとったうで、調整に入るようです。

この日銀総裁の候補は、
財務事務次官OBの武藤敏郎
経済企画庁OB、日本経済研究センター理事長の岩田一政
元財務官の黒田東彦(はるひこ)・アジア開発銀行総裁、
学習院大の岩田規久男教、
東京大学教授の伊藤隆敏
これらの方の名前が挙がっています。

この中から誰かがなるのでしょうか?

武藤氏は、前回でも候補に挙がって、民主党などの反対でなることができませんでした。

そして、

先週、武藤氏が総裁候補に有力と報道されて、ヘッジファンドの失望売りで株が240円ほど下げました。

武藤氏がなると、株安に円高基調になる可能性があるのではないでしょうか?

しかし、財務省は武藤氏を推しているようです。

長期政権をめざすためには、財務省との関係は重要なようです。

しかし、財務省の通りすると、

株や円がどうなるか少し懸念があります。

ジレンマですね。

また、長期政権には、次の参議院選挙は自民党にとっては大切な選挙です。

この次期に、失敗をすると、夏の選挙にも影響しかねません。

それの山場となる日米首脳会議も無難おわり、

次は日銀総裁人事です。

これは重要ですが、ややっこしいです。

財務省の思惑以外にも、国会での承認が上手くいくかの問題があります。

衆議院は自民党は公明党とあわせれば圧倒的なので、問題ないのですが。

参議院では、自民党は第二の勢力です。

過半数を取るには、16議席不足しています。

政府は、みんなの党(会派で12議席)や日本維新の会(3議席)、新党改革(2議席)との連携を考えているようです。

みんなの党の渡辺代表が、財務官僚OBを総裁にするのに否定的です。

政府案では、財務官僚OBと日銀OBの組み合わせになりそうなことにも、反対しています。

武藤氏がなるとみんなの党は、参議院で反対するでしょう。

日銀総裁人事で、またひともめする可能性がでてきます。

ただ、民主党の海江田代表も、日銀総裁は財務省出身でもいいというようなことを匂わせています。

民主党は85議席をもっていますので、民主党が賛成してくれれば、問題ないでしょうね。

そうなると、みんなの党の立場がなくなってしまいますね。

民主党も次の参議院選挙で、負けることができません。党の存続に関わってきます。

先週、参議院の二人が民主党から離党しています。

安倍総理は、財務省や野党のことを考えながら、投資家のことも見据えて考える必要があります。

なかなかややっこしいですね。

「現代ビジネス」のサイトでは、次のようになるのではと書かれていました。

「総裁:黒田氏(渡辺博史国際協力銀行副総裁)、副総裁:伊藤氏、副総裁:中曽宏日銀理事(雨宮正佳理事)」

黒田氏も財務官ですが、国際的人脈も広いようです。

国際協力銀行の総裁ですので、金融についても詳しいと思います。

大胆な金融緩和にも前向きと見られています。

ただ、国際協力銀行の総裁の任期が残っているので、

受けるかどうか不明でしょう。

そうなると、武藤氏になる可能性もありますね。

武藤氏では、どうも市場からは良いように思われていないようですので、そこが気になりますね。

上記以外の人がなる可能性もあります。

日銀総裁は、これからの為替に大きな影響を与える可能性があります。

折角、円安が進んで、株が上がって、11,500円に近づいてきたのです。

今の日本にとっては、この道を進むしかないのです。



安倍総理は、昨年の選挙前から、運がよさそうです。

今は、安倍総理によいように流れている感があります。

政策どうのこうのは、抜きにして、

運がいいひとが国のトップにいてくれる方が、

国のためにもいいでしょうね。

日本国民は、この道しかいないのです。

今の政府がやっていることへの審判は

参議院選挙でするしかないのです。

次の参議院選挙には投票に行きましょう。