いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

ソチオリンピックがはじまりました。その背景は・・・

ソチオリンピックが始まりました。

第22回オリンピック冬季競技大会です。

平和とスポーツの祭典です。

今回は、最大の87の国と地域から2,900人の選手が参加します。
日本人は113人。

前回2010年のバンクーバーは82の国と地位域から2,622人。日本人は94人。 


開会式は2月7日20:14(モスクワ時間)です。(日本時間:2月8日 AM1:14)

開始時間の、20:14は2014にかけているそうです。

ちなみに、日本とモスクワの時差は-5時間です。日本時間から5時間引きます。

入場行進の順番は、ギリシアを先頭に、ロシアが最後、あとはロシア語のアルファベット順で日本は最後から2番目だそうです。

 

開会式に先駆けて

昨日、モーグルフィギュアスケート団体などの競技が始まりました。

冬のオリンピックとしては、開会式の前に競技があるのは、この大会が初めてだそうです。

夏のオリンピックはシドニーから開会式の前から競技が始まるようになったそうです。

モーグルでは上村さんが決勝第1ラウンド(準々決勝)へ進出を決めました。

・H26.02.09: 残念ながら、4位で、今回もメダルに手が届きませんでした。


スケート・フィギュアスケート団体では、羽生さんがSPで一位になり10点獲得、アイスダンスでは、 木原 さん・ 髙橋さん 組 が8位で3点獲得して、合計13点で今のところ第4位です。

フィギュアスケート団体では浅田さんも出るようなので、早速メダルがきたいできそう。

・H26.02.09:浅田さんは3位で、第4位キープで、フリーの競技に進みました。浅田さんは1位かなと思っていました。3Aで転倒したそうです。

 

今回のオリンピックでは、

フィギュアスケートの羽生さんと浅田さんとジャンプの葛西さんと高梨さんとモーグルの上村さんに注目しています。

私が知らないだけで、たくさんの有望な選手がいます。

参加する選手全員の健闘を祈りたいです。

それがまた、今、日本で頑張ろうしている若い人のためにもなります。

 

いつもより厳重

このソチオリンピックは、かなりの厳戒態勢のようです。

今までにないほど。
その結果チケットの販売状況がよくなくなっているのか?というニュースで見ました。
このオリンピックを観に行くには、チケットを買うだけではダメなようです。
チケット以外に「SPECTATOR PASS」というのが必要です。
チケットを買ったあと手続きをします。
テレビで見せていましたが、マスコミの人が取材現場している写真入りの身分証みたいなものです。
これがないと会場に入れません。
以下のような案内が「在ロシア日本国大使館」のサイトにありました。

そこに「SPECTATOR PASS」のことも書かれていました。

「ソチオリンピック・パラリンピック 安全の手引き」

それには、政治的歴史的な背景があるのでしょう。

 

ソチオリンピックの背景

厳戒な警備など、今回のオリンピックは色々とありそうなので、

簡単に思いつくままにネット調べてみました。

ソチは、ソ連時代(〜1991年)にリゾート地として整備されたようです。

ソビエト連邦時代に保養地として整備された。北のアナパやトゥアプセ、南のグルジアアブハジアのガグラやピツンダなどの黒海沿岸のリゾート都市とともに、「ソビエトリビエラ」ともいえるリゾート地帯を形成していた。雪をかぶったカフカース山脈を望む美しい砂浜が広がる。気候は温暖。温泉を産し、多くの療養施設もある。毎夏には数百万人がソチを訪れる。(ウィキペディアより)

 しかし、ソチの近くにある北カフカス地方はイスラム教徒が多くいるようです。

ロシアの多くがロシア人を含めた多くの民族が正教会の信徒です。

そのあたり宗教的な対立があるのでしょう。

カフカス地方にあるチェチェンの独立運動が活発になり、ロシア軍と衝突を繰り返すようになりました。

その鎮圧にあたったのが、当時首相だったプーチン大統領です。

チェチェンの独立派を制圧して、その功績が認められて2000年に大統領に就任できた経緯があるようです。

その後もこのあたりでは、テロが頻発して2000年以降は、テロの範囲も広がり北カフカス地方だけでなく、モスクワにまで広がったようです。

耳新しいところでは、2013年10月、ソチに近いロシア南部の主要都市ボルゴグラードでは、。路線バスが自爆テロで爆破され、乗客6名が死亡。さらに12月29日にはボルゴグラード駅舎が、30日にはトロリーバスが、いずれも自爆テロで破壊され、それぞれ18名、16名の死者を出す惨事となりました 。テロ事件が相次いでいます。

そんな中でのソチオリンピック開催です。
ロシア政府も、厳戒態勢を取らざるをえませんね。

現在、4万人の兵士や警官による厳戒態勢がとられているようです。
車両の乗り入れも制限されているようです。

 

ソチに決まったのは、2007年7月4日にグアテマラグアテマラシティで開催された第119次IOC総会です。2010年のオリンピック選考でバンクーバーに負けた韓国の平昌が最有力だったそうですが、接戦の末ソチに決まりました。プーチン大統領強い後押しもあったようです。

プーチン大統領の任期中です。( 2000年5月7日 – 2008年5月7日)
プーチン大統領は、自らがテロを制圧したチェチェンの近くのソチでオリンピックを開催することで、自らの功績を示したかったためソチでオリンピックを開催したかったのでしょう。

また、このことが、ソチに決まった原因かもしれません。

そして、テロ以外でも、ソチオリンピックは問題があります。

今回のオリンピックの開会式に参加しない首脳もいようです。

問題は、2013年6月、ロシアで制定された「同性愛宣伝禁止法」です。

これにより、オバマ大統領、フランスのオランド大統領、イギリスのキャメロン首相など、G8首脳クラスの欠席がするようです。

この問題は欧米では大きな問題のようです。日本に比べると。

 

しかし、

安部総理は、開会式に参加します。

今、日本にとって、ロシアは大切にしないといけない国だと思います。

北方領土の問題もありますが、

シベリアの開発事業も日本の協力必要としているようです。これは、経済的なこと。

さらに、中国の動きをけん制する狙いでも、ロシア大切です。

今、中国がロシアに「北方領土を認める代りに尖閣諸島を認めるよう」と求めているようです。これは、外交的なこと。

 

ソチでは安倍総理は日露首脳会談を考えているようです。

 

オリンピックには各国の首脳が一同に会しますので、外交の場にもなります。

オリンピック外交。

平和とスポーツの祭典のオリンピック。

政治の影が見え隠れしています。

今回のソチはオリンピックは、今までに増して政治の色が明確に見える大会かもしれません。

オリンピックは、スポーツと平和の祭典です。

政治的なことで、ソチオリンピックパラリンピックに汚点が残らなければと思うばかりです。

 

 

今のこの時の状況を私なりに記録しておきたいと思い書いたのですが、長々と書いてしまいました。(笑)

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【参考サイト】

ソチ五輪なぜ厳戒? ロシア北カフカス周辺でテロが頻発する4つの理由 | THE PAGE(ザ・ページ)

ソチオリンピック - Wikipedia

歴代冬季五輪の参加国や競技種目、日本選手の参加数など。。。