いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

痛いところが違うやん

下の娘が、「腰が痛い」と訴え、おまけに38度の熱が出ました。
妻は、子供達の小さい頃から行きつけの医院に下の娘を連れて行ったのですが、
診察では、先生は自信なさげに
腎盂炎?」
はっきりとしませんでした。
薬は処方してもらったようです。
 
それが先々週の1月28日の火曜日。
私も妻も、疑問符付きの先生の言葉をとって、「腎盂炎」と完全に思い込んでしまいました。
先生は、「腎盂炎」と断言していませんでした。
それが独り歩きし、共通の認識になってしまったのです。
腎盂炎」なら先生の処方してもらった薬を飲んで寝ていると治る。いわゆる時間薬で治る思っていました。
しかし、一向に改善する様子がありませんでした。
 
一番の勘違いの元になったのは、
「腰が痛い」でした。
腰痛は「腎盂炎」の症状にもあります。
触るだけで痛いとこともあるようです。
熱も出ます。
また、女性がかかりやすい病気のようです。
 
痛みの場所が問題でした。
 
改善がないので、
別の病院に行って検査をしてもらうと、
腎盂炎」と思った病気は、「盲腸」でした。
 
2時間半の手術から一日経った2月4日の夜病院のベッドに寝ている下の娘と話していると、どうもお腹も痛かったようです。
お腹が痛いとわかれば、「腎盂炎」でないとすぐ判断でき、もっと早く治療できたかもしれません。
娘も痛さに長く耐えることもなかったのです。
手術を受けるまで1週間かかりました。
 

手術が終わるの待ちながら、最初の診てもらった先生は、「盲腸」も診断できなかったのだろうか?

ちょっと疑問がのこりました。
 
しかし、
娘が言う「腰が痛い」を聞いているととても盲腸とは思えませんでした。
反対に、私も「盲腸」ではないと思い込んでしまいました。
 
手術の後、施術した先生の話では、虫垂が前ではなく、背中側の方で、腫れていたため背中が痛かったのだろうとのことでした。
 
この状況では、問診では、わからなくても仕方ないかもしれません。
盲腸とわかったのも、血液検査をして、血糖値が異常に高いので、CTなどの検査をしてわかったくらいです。
 
あと一日遅ければ、腹膜炎を起こしていたかもしれません。
それを思うと、ゾッとします。
 
反面、「腎盂炎」という腎臓の病気で、完治に時間がかかるような病気でなくてよかったのかもしれません。
腎盂炎」が慢性になると大変なようです。
タレントの飯島愛さんが、引退したのもこの病気が原因のようです。
 
術後の経過に問題もなく、
本日、退院することができました。

退院する前に看護婦さんが退院後の事に聞くと、

急性の病気で、手術で治っているので、それほど注意することはないようでした。
 
盲腸のような急性の病気は、発症時は大変苦しいですが、治ると回復も早いようです。
手術の次の日から歩くように言われていました。
それの方が傷口がしまるのが早いとのことでした。
 
一週間の入院でした。普通の盲腸より長めだと思います。
早めに「盲腸」と判明していれば、2月の声を聞く前に治っていたかもしれません。
 
今回の問題は「腰」でした。
 
昨夜、会社から帰り、娘の様子を見に病院に行きました。
すっかり元気になった娘は、ベッドの上で退屈そうにしていました。
そんな娘と入院の時の話を、ゆっくりと話してわかったことがありました。
痛かった場所をよく聞くと、まさに盲腸の場所でした。
 
娘が痛かった場所を差して、
「そこは、お腹!腰とは違うよ。なんで腰って言うたん。」と言うと
「ここはお腹と違う。」と反論
娘からすると、「腰」だったようです。
 
本当の「腰」は痛くなかったようです。
 
「痛いところが違うやん」と言いたくなりました。(笑)
 
「腰」といえば背骨の下部まわりの骨盤の上のあたりというのが、
私の「腰」の場所でした。
娘の場合は、それが背中から前に回ってお腹の骨盤の出っ張りがあるところの横までが「腰」だと思っていたようです。
私や妻や先生の「腰」と娘の「腰」の場所の認識が違ったのです。
思わず絶句しました。
 
さらに、そもそも、盲腸はどこが痛くなるかすら知らなかったようです。
私が高校の時は、盲腸の場所は知っていましたので、娘も知っていると思っていました。
 
言葉の行き違いというか、
認識の違いというか
親の怠慢というか?
この一週間は大変でした。
娘は2週間です。
 
大きくなったとは言え、子供は子供。
小学生の低学年の頃までは、ちょっとどこかが調子悪そうにしていると、時間にかかわらず病院に走ったものです。
大きくなったから、大丈夫だろうという、油断があったのでしょうね。
もっと、子供の話を親身に聞いてあげるべきだと思った2週間でした。(反省)
 
子供だけではなく、人の話はちゃんと聞くということが大切ですね。
話をちゃんと聞かず、早合点してしまうと、余計な手間がかかってしまうことがあります。