大阪には、琵琶湖という大きな水瓶がある。
大切な水瓶だ。
もうかなり前、雨が降らず、琵琶湖の水位が異常に下がったため、取水制限されたことがある。
幸いに、生活用水に影響がなかった。
琵琶湖の水が使えなくなったら、大阪神戸は、今ほどの人口を維持できないだろうと思う。
滔々と水を湛える湖。
日本一の大きな湖だ。
琵琶湖には、周辺の山から川が流れ込んでいる。
比良山や伊吹山など高い山々が琵琶湖の周辺にある。
山々に降った雨や雪が時間をかけて、琵琶湖に流れ込んでいる。
出ているのは瀬田から宇治川、淀川と続く瀬田川と京都に水を供給している琵琶湖疎水だけ。
琵琶湖は世界で3番目古い湖。
古代湖。400万年から600万年前に誕生した湖。
最初の頃は、もっと東に伊賀のあたりにあったようで、徐々に動いて今の位置に北にようだ。
比良山系に当たったせいか、今は北に向かって動いているとのこと。
地形を見ると、北も西も山が迫っていて、進めそうにない、徐々に東南の岸が、北と西の岸に近づいていくことになるのか?
年3cmほど北に動いているようだ。
1000年で30mほど。
BIWAKO PHOTO GALLERY〈spring〉 琵琶湖フォトギャラリー〈春〉 22 23 琵琶湖琵琶湖はは今今もも動動いいてていいるるかか?? トピック1-1 琵琶湖が現在も年間3cmの早さで北へ移 動している、と
琵琶湖は今でも動いている
2016/11/15 19:40
琵琶湖は、関西の水瓶であると同時に、観光資源でもある。
風光明媚なスポットも多い。
歴史的なスポットもたくさんある。
ヨットやジェットスキーのレジャーもできる。
湖水浴もできる。
鳥人間コンテストも行われる。
琵琶湖は利用価値がある。
琵琶湖を観光するのに琵琶湖汽船の外輪船で琵琶湖をめぐるミシガンクルーズがある。
ミシガンクルーズは、1982年に始まった。
当初、CMで見て、ミシガンと外輪船が琵琶湖がどんな関係があるのかと思ったことがある。
それもあってか、乗ったことはない。
わりといい値段する。2,780円。食事をつけると5,000円を超える。
大阪ににいながら初めて乗った。
京阪「浜大津」駅からすぐの「大津港」から出航。
出航近くになると観光バスが大津港にやってくる。
次第に人が集まってきて、出航の時間になる。
いい天気で、波は穏やかで、ゆっくり進むミシガン。
自転車ほどのスピードとのこと。
出航してしばらくすると、ゆりかもめが、ミシガンの船側を飛び交うようになった。
どうも上の階の船客がゆりかもめに船からお菓子を投げていたようだ。
それを目当てに、ゆりかもめが集まってきたようだ。
プリッツをちぎって投げてみた。
落ちていくプリッツのかけらの落下速度に合わせて急降下てパクッとうまくゆりかもめの口に収まる。
上手に食べる。100%成功するわけではない、ゆりかものタイミングに合わせて投げると上手にキャッチする。
何度かか投げていると、
エサくれとばかりに近くによっていくる。
こっち見て、エサをくれと言っているいうだ。
なかなかおもしろかった。
(エサをあげることは禁止されていない)
ミシガンは4階建。
1階は、食事(別料金)
2階は、ビュッフェ(別料金)
一般は3階と4階。
3階にステージがあり、ガイドさんというかMCというか、案内や歌とか色々ともてなしのための喋りをしてくれた。
琵琶湖の歴史も教えてくれた。
デッキの椅子に座り、琵琶湖を見ながら80分がゆっくりと過ぎた。
80分乗っても、琵琶湖のほんの一部しか巡れない。
それほど琵琶湖は大きい。
琵琶湖周遊というのもあるが、一日かかるようだ。
こんなに豊かな水源があれば、安心と思えるかもしれない。
琵琶湖の水を水道水として利用しているのは1,436万人が利用している。
一日に人が使う水の量は、300リッター以上。
平成元年では300リッター以上となっている。
300リッターとして、
生活用水で43億リッターが一日に利用されることになる。
(1リットル=1Kgとして=430万トン)
2リッターペットボトル約21億.5千万本分以上。
2リッタペットボトルの底の面積が、100㎠とした場合、0.01平方メートル。
敷き詰めると、21.5k㎡。
東京ドーム(0.47k㎡)45個の広さに2lペットボトルが並んでいる感じ。
琵琶湖(670.4k㎡)の3%の広さになる。
これがほぼ毎日使っている。
琵琶湖は大きい。
滋賀県「琵琶湖と水利用」
http://www.pref.shiga.lg.jp/biwako/koai/handbook/files/6-04.pdfwww.pref.shiga.lg.jp
ミシガンの後「坂本ケーブル」へ
ミシガンを下船して、浜大津駅に戻り、「石山本線」を北上して坂本まで行った。
日本一長いケーブル「坂本ケーブル」に乗るため。
京阪「坂本」駅から「ケーブル坂本」駅まで少しずっと坂を上がらなければならないが、30分に1本のケーブルの時間(およそ毎時間00、30 )に合わせてバスがある。
バスに気づかず、坂本ケーブルの坂本駅まで、緩く長い坂を登って行った。
鳥居が大津市街地に抜ける道をまたいでたっていた。
かつて、湖西で仕事のときよく通った。
紅葉が綺麗なところだと言う印象が残っていた。
古そうな建物。
駅内
ケーブルカー
終点に延暦寺駅まで、琵琶湖が一望できる所が何箇所かある。
天気が良ければ綺麗だろうと思う。
撮ったのは4時を過ぎていて、曇っていた。
11分ほどで「ケーブル延暦寺」駅に到着。ここも古建物。
坂本ケーブルには途中駅が2つある「ほうらい丘」「もたて山」。乗る前にその駅で降りると言わないと止めてくれない。どちらの駅も比叡山の急斜面の駅で、鬱蒼とした木々の中にポツンある駅。歴史スポットもあるが、降りようとは思わない。
「ケーブル延暦寺」駅からの眺望。
ケーブルから見える比叡山の急斜面。よくもこんな山の上にどうして大きな寺院が建てれたものだとうと当時に思いをはせて見た。本での数行のことでは感じられないものが感じられた。
(平成28年11月14日)