京都に行った。地下鉄、阪急電車、京都市バスと乗り継いで行った。京都までの交通機関は、現金を使わない。交通系のカード「PiTaPa(ピタパ)」で大丈夫。最近では、JRも「PiTaPa」で乗車できるようになった。目的地に着くまでは、財布はカバンに入っているものと決めていた。
目的地近くで、バスを降りる前、拝観料を用意しておこうと思い、カバンの中を見た。その時、現金が入っている財布が無いのに気がついた。持ってくるのを忘れた。
小銭やクレジットなどのカードが入っている小銭入れは持ってきていた。キャッシュカードは入っていない。
最近は、コンビニもスーパーでの買い物は、au wallet(プリペイドカード)で支払っている。財布を出して、現金を支払う機会が減った。平日で現金を使うのは、飲食店、飲み屋さんぐらい。
交通カードがあるので、帰ることはできる。食事は、我慢してもいいし、食べたければ、カードが使えるところに入れば大丈夫。ただ、いつも行くような店には行けそうにはない。
ただ、拝観料はクレジットカードでは無理だろうなと思った。入るのを残念しようかと思った。一度、小銭入れの中をみてみた。410円あった。行きたいところの拝観料は、前もっての情報では300円だったのを思い出した。入ろうと向かった。拝観料は400円だった。「値上げしていた」?。情報の見間違いか?それでも、400円だったので拝観料は払えた。拝観料を払う窓口にはクレジットカード様の端末はなさそうだった。バーコードリダーのようなものもなさそうだった。
400円支払ったら、残金は10円。
キャッシュレスになったが、拝観できた。手入れの行き届いた庭だった。拝観者はひとり。暖かい日差しがさしてポカポカとして、縁台などに腰掛けて日向ぼっこなどもしたりした。誰もいない庭園を独り占めした気分になった。
現金がないので、拝観料がいらないところ観て、拝観料が必要なところを観て回ることなく、歩いた。歩いていると、昔ながらの造りの醤油屋さんがあった。木造のいい感じだ。
「醤油」は味のいいのが好きだ。いつも、市販の醤油を使っているが、場所によって微妙に味が違うことがある。美味しい醤油に出会うこともある。
入ってみた。いいのがあれば買いたいと思った。しかし、現金がない。クレジットカードならはらえる。建物の一部を店にしていて、4畳半ぐらいの店内に醤油や味噌、もろみなどがあった。客は誰もいない。
店に入って、清算台あたりを見てみた。カードが使えるというカードシールもなく、カード用の端末はないように見えた。カード使えるのかな?
奥から店員さんが出てきた。
最初に、
「クレジットカード使えますか?」と店員さんに聞いた。
大丈夫だった。
レジがあった。それにカードリーダーの端末ついていた。
醤油は色々種類があった。味見して、「つゆ」醤油が良かったので買った。
クレジットカードで、1,000以下の少額の買い物は申し訳ないという気があって、1,000を超える額で、つゆ用醤油を買った。
クレジットカードを少額の買い物で使うのは、抵抗がある。普段使っているau wallet(プリペイドカード)は、プリペイド式であらかじめお金を入れているので、少額の支払いでも、気分的抵抗なくつかっている。
扱いは、クレジットカード扱いと同じようだが。
散歩しいていると、ちょっと気になる店があったりで、少額の物でも買いたくなる時がある。喉が渇いたら、缶ジュースも欲しい。参拝したら、お賽銭は入れたい。お賽銭はキャッシュレスでは難しい。
散歩して入れも、現金がないと、なんか不安だ。
キャッシュレス社会と言っても、小銭ぐらいは必要ではある。
政府は、キャッシュレス化を進めようとしている。海外にくらべると、偽造紙幣も少なそうな日本。日本人は、現金に対しての信頼も厚い。海外の国に比べて治安が良い。海外特にキャッシュレス化が進む中国は、偽札なの問題もあって、キャッシュレス化の必要に迫られたという話を聞いたことがある。便利というだけの理由で、どれだけキャッシュレス化が進むのだろうか。海外客向けのキャッシュレス化は進むかもしれない。その流れで、進むかもしれない。どこまで進むだろうか?キャッシュレス化が進んで一番困るのはと考えると・・・。