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いまこのときが大切

日々気になったこと、興味を持ったことを綴っています。

ボラティリティを下げる=実体にあわせる。

日銀の金融政策会合の結果から、今思っている事を書かせて頂きます。当たっていない事が多いかもしれませんが、こんな風じゃないかなと思っています。

明日になれば、少しは流れが分かるかもしれませんが、今予想屋気分で書いています。

今の金融市場は、経済というより投機になっているように思います。とても実体経済を表しているものではないと思っています。株が上がろうが下がろうが、為替がどう動こうか、悪い面だけが、実体に影響をあたえる状況ではないかと思っています。

 

折角、アメリカの量的緩和がしばらくないとわかったのに。

そんな風に思われた方も多かったのかもしれません。4月の日銀の「異次元の緩和」以来「〜年ぶり」という文字が、なんども飛び交いました。

5月23日に株が暴落して、円と長期金利が急騰して以来。市場は乱高下を繰り返してきました。

先週末も株が下げました。理由はアメリカの量的緩和の縮小でした。しかし、先週末発表されたアメリカの雇用統計で、しばらくはアメリカの量的緩和がないという観測が広まりました。そして、週明けの月曜日、株は上がり円はさがりました。このさき、問題となるのは、今週末の安倍政権成長戦略かなと思っていました。日銀の金融政策会合は、従来のとおり、市場を盛り上げる結果をだすとおもっていました。

 

日経新聞の電子版には、画面の右上に常に市場の状況が表示されています。会員になると、市場の数字の変動を表す数字が、赤と緑でも表現されます。株が上がれば赤い文字で円安になっても赤い文字で、差額が表示されます。朝見た時は、その表には順調に円安株高を示す赤い文字が並びました。そして、昼から見てみると今度は、円高株安を表す緑の文字がならんでいました。「なぜ?」と思って記事を見ていると、日銀の金融政策会合の結果が発表されて、それが市場の思惑と違った為軒並みの数字の悪化でした。また、なんて事をするのかと思いました。

5月末以来、日本の株や為替や金利の変動が大きく、ボラティリティが大きくなっていると、日銀には避難の目があつまっていました。4月の発表とちがうやんという感じです。日銀としては、このボラティリティを改善したい、いや改善しないと大変な事になると分かっていたのでしょう。特に、長期金利ボラティリティには気をもんだはずです。そこで、今回の発表。今回の発表がおよぼす影響は黒田総裁も当然考えたと思います。その上での発表です。

ボラティリティの原因は海外(ヘッジファンド)の資金だと見たのでしょう。海外資金と言えばヘッジファンドです。お金にしか存在を認めない組織です。大量のお金を使って市場を振り回して利益を得る組織です。ボラティリティが高いほど、ヘッジファンドは儲かります。

今回、日銀が市場の思惑通りの結果を出すと、ますます、海外の資金が流れ込んで、長期金利ボラティリティが高まる可能性があります。株が好調なので、債権に流れる悪寒も株に流れて、金利の上昇を起こしました。
それを抑える意味もあったのでしょう。そして、6月初めに発表した成長戦略の内容を見て辟易としたのでしょう。黒田総裁は、自分は一生懸命にやっているつもりが、安倍政権は選挙しか見ておらず。ボラティリティが高まったと日銀は責められて、ちょっと嫌気が差したのかもしれません。そんな気がしました。饒舌そうな日銀総裁がいつもち違う感じでした。

今、ボラティリティを下げるには、たぶんこの方法しかなかったかもしれません。その結果、株は下がり円はあがり金利があがっています。しかし、これらの数値が悪くなったかというと、そんなことありません。昨年に比べるとよくなった数値です。金利はほぼ変わらずといった状況です。このあたりで、一旦、安定をさせる必要があるといとでしょう。

私見ですが、おそらく、株は12,000円から11,000円台で安定して、為替は、95円台での安定、金利は0.8%台での安定を目指すのではないかと思います。株価が15,000円台に上がるのは、もっと先ではないかと思います。今まで、変動が急激すぎた思います。

それで、余計な資金(ヘッジファンド)をある程度、排除した上での緩やかな成長を考えているのではないかと思います。日経新聞では、株価があと1,000円下がると、海外資金の含み益がなくなるとありました。

今現在、ロンドンもアメリカも下げて始まっています。円高も進んでいます。これにより選挙を控えた安倍政権は少し焦っているかもしれません。14日に閣議決定される成長戦略もすこし練り直さないと、このまま、下がったという状況で選挙を迎える事になります。

アベノミクスのやり方は、20世紀のやり方です。そのやり方でやって来て、今大きな筋目にあたっています。このまま、市場に迎合していれば、バブル化し、バブルがはじけた後に日本は燃えかすだけということになりかねません。

今回の日銀の、実体を反映させることがボラティリティを下げる事になると思います。しかし、今の日本企業の実体は、果たして11,000円の力があるのかは不明です。3月決算で、良い数字が出した企業の中で、急激な円安で円建ての額が上がっただけの企業も多かったかもしれません。今日の日銀の会合の結果、本当の日本の経済の力がためされる時期がきたことになるかもしれません。