1970年、吹田の千里丘陵で「人類と平和と調和」というテーマで万国博覧会が開催された。
開催期間:1970年3月15日~9月13日(183日間)(開会式は3月14日)
面積:330ha
総入場者数:6,421万8,770人[3](うち外国人 約170万人)
目標入場者数:3,000万人(その後5,000万人に上方修正)
参加国数:77カ国4国際機関
当時はアポロ12号が持ち帰った月の石が話題で、アメリカ館には長い行列ができていた。そのほかにも多くのパビリオンで趣向を凝らした展示やイベントを行っていた。子供心にとても魅力を感じ、親にねだってつれていってもらった。各パビリオンにはスタンプがあって、万博のガイドブックに行ったところにスタンプを押すのも目的でもあった。学校では、万博に何回行ったかやスタンプどれだけ集めたかなどと競い合っていた。 今から思うと親に無理を言っていたなと思う。
その万博会場も今は公園になり、自然公園となって、人々の憩いの場となり、休日にはたくさんの人が訪れている。
自分が行くときは、イベントがあるときだけで、太陽の塔周辺のイベントスペースぐらいだ。行ったところからは必ず太陽の塔が見えた。
先日、万博公園で開催されたカレーエキスポに行った。
その帰りに、万博の時以来行ったことないエリアに行ってみた。50年近く経って、木々は繁り、路の上まで枝を伸ばし、葉を広げていた。その葉からの木漏れ日や路の脇はから見える森の木々、歩いていると、ハイキングしている感じになった。太陽の塔も見えなくなる。
あれから48年。ふたたび大阪が万国博覧会の候補地と立候補し、大阪開催を目指している。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
今回は、丘陵ではなく、海の夢洲で計画しているというより話を聞く。
面積は155haと1970年の万博の半分ぐらいの広さ。
まだ、候補地なので、どうなるかはわからないらない。
大阪は、オリンピック招致に失敗している。今度の万博はどうだろうか。
前回の大阪万博は東京オリンピックの後6年後だった。高度経済成長の最中の日本だった。
柳の下にどじょうは2匹いるか?
決定は今年2018年の11月。
他に立候補している都市は、
ロシアのエカテリンブルク
アゼルバイジャンのバクー
パリは立候補を降りたので、この3都市での争いになる。
6月13日のBIE 総会で第三回プレゼンテーションを経て、11月のBIE 総会で最終プレゼンテーションの後、BIE加盟国170カ国の投票で3分の2を獲得した都市に決まる。取れた都市が無い場合は最下位を除く2都市での投票となるようだ。
大阪で万博が開催された時の経済波及効果は2兆円と試算しているようだ。
どうなるかな?