大阪市西区、その名の通り大阪市の西部にあります。
「阿波座」「土佐堀」「江戸堀」など、地名からこの辺りは堀が多かった事が伺えます。
その西区にある地下鉄「西長堀」駅の近くに「土佐稲荷神社」があります。
その神社の中に「岩崎家舊邸址」の石碑があります。
その説明によりますと
昔このあたり一帯は、土佐藩の藩邸でした。
明治になって「三菱」の創始者岩崎弥太郎が引き受け、
岩崎家の土地として岩崎弥太郎もこの一画に居を構えたそうです。
この辺りは、世界の三菱の発祥の地ともいえるのではないでしょうか?
三菱グループのサイトにも載っています。
http://www.mitsubishi.com/j/history/series/yataro/yataro09.html
神社の周りには、三菱関連のそうそうたる企業の名前が刻まれた玉垣が並んでいます。
南北に「新なにわ筋」、東西に「長堀通り」と大きな通りが交差しています。
その交差点は「鰹座橋(かつおざばし)」と言い、長堀通りが長堀川であった時の名残があります。
明治維新のころ、坂本龍馬や武市半平太、後藤象二郎もこの「鰹座橋(かつおざばし)」のたもとで船を降りたそうです。
駅周辺には
大阪市西区区役所や大阪市中央図書館があります。
「土佐稲荷神社」は大阪市中央図書館の裏にあります。
公園が隣接していて、周辺の人の憩いの場になっているようです。