日曜日、NHKの「ドキュメント72時間」「大阪・道頓堀 物々交換しませんか」を観た。
2019年1月に撮影したものだ。
観たのは再放送。
2019年1月の道頓堀で、物々交換をしていく。
最初はビリケンさんの小さな人形。それから72時間の間、
道頓堀の戎橋界隈で通りゆく人と物々交換していく。
町の様子は、活気があって、マスクをしている人も少ない。
ソーシャルディスタンスという言葉もない時代。
NHKの人も自由に人に近づいて会話をして、物々交換をしてく。
人それぞれの思いがあるものが交換されていく。
人と人の接近になんの違和感もない様子が映し出されていた。
今では考えられない。隔世の感を禁じ得ない。
2019年といえば、5月に平成から令和への改元を控え、そして、2020年には東京オリンピックもあるという、ちょっと浮かれた気分が漂った時期だ。
そして、インバウンド効果もあり、海外からの人もたくさんやってきたときでもあった。
まさに「我が世の春」を謳歌してた年だった。
誰もが、今の状況を想像すらできなかっただろう。
それが2020年になった途端、地獄に突き落とされた。
新型コロナウイルスの感染拡大となり、まるで、ボードゲームのリバーシ(オセロ)で白ばかりの盤が、最後の一手で真っ黒になった感じだ。
2019年の街の映像を見ていると、あの時(2019年)のことが思い出され、いい年だったなぁ-と思えてくる。
外出自粛ばかり呼びかけられる今からすると、祭のような年だったように思う。
このような年がまた来るだろうか?