「GoToキャンペーン」は、何種類かあるようだ。
今、話題になっているのは「GoTo トラベル」。他に「GoToイート」なんかもあるようだ。
「GoTo トラベル」が来週22日から実施される。緊急事態宣言解除後、感染者が増えている状況。この時期、「GoTo トラベル」を実施するかどうかで賛否が分かれている。
感染者が激増している東京発着は対象外になるようだ。東京の隣の神奈川県では「神奈川アラート」が出た。
なぜ今この時にという感じだ。
新型コロナウィルスが日本に上陸して半年、政府は収束させることができなかった。このままでは、経済が弱ってしまう。
ここ数年のインバウンド需要で、観光業界が大きく需要が伸びた。インバウンドで、海外から観光客の誘致を増やすことが、政府の重要政策の一つ。それに、乗って多くの投資がされたはず。
新型コロナウィルスの感染拡大で、海外からの観光客がなくなり、日本の外出自粛などで、影響を受けたのは観光業界だった。政府はこれを、生き伸ばさないといけないと思ったのだろう。一度潰れると元に戻すのは困難を極める。
それもあっての「GoToキャンペーン」だったのだろう。
しかし、
政府は元々もう少し後で、と考えていたようだが、観光業界からの強い要望で前倒しで実施することになったようだ。
観光業界の強い要望と言うと、誰だろう、政府を動かす力のあるのは。
「観光業界 政治団体」で検索すると、すぐ記事がみつかった。
「Go Toゴリ押しに批判殺到。業界団体の会長には二階幹事長の名」
政治団体、全国旅行業協会(ANTA)。
その会長を自民党・二階俊博幹事長(81)が務めているようだ。二階氏の強い押しで、GoToキャンペーンが前倒しに実施されることになったのではと憶測されている。
各地の観光地は、昨年前半までは、インバウンド需要で潤った。インバウンド客狙いで、どんどん投資もされた。極端な話では、東京だったかどこかで、日本人お断りの店ができたと言う記事をみた覚えがある。観光地の日本人濃度がとても低いかった。
京都はいつも人でいっぱいだった。多くがノンジャパニーズだった。
大阪の道頓堀は日本でははなかった。
昨年後半ぐらいから日韓関係が悪化して、韓国の人が日本に観光に来なくなった。
そして、中国で、新型コロナウィルスが発生、一気に世界中に拡散された。
海外からの人の受け入れを厳しくするようになった。
観光地からインバウンド需要が消えた。
日本でも、新型コロナウィルス感染者の増加で外出自粛が始まり、そして、緊急事態宣言が発出された。
観光地には日本人すら来なくなった。
東京都の小池知事は、今回のことを「冷房と暖房を両方かけるようなもの」と皮肉を言ったようだ。面白い表現だ。
これを言ったから東京発着は対象外になったのかな。
冷房は夏、暖房は冬、両方かけると春か秋、ちょうどいい季節になるかなぁ。
今は、普通ではない、経験したことがない事態だ。緊急事態。未知の事態。今なら、普通では考えられないことをしないといけないのかもしれない。「冷房と暖房を両方かける」ようなことも許されるのではないかとも思う。
この塩加減は、成行(自然)に任せることになるかもしれない。
半年、我慢した。
感染拡大を恐れて、 じっとしていても、飢えるだけ。それなら、動かないと。
「鬼がでるか蛇がでるか?」