レジを済ませて帰ろうとすると、後ろから、
「ありがとうございました。またお越し下さいませ。」と店員の方言っているのが聞こえます。
この言葉を初めて聞いたのは、もう30年近く前です。
ロイヤルホストに勤め始めた時に、教えられました。
私の知る限りでは、あの当時は、この言葉を使っていたのは、
ロイヤルホストだけではなかったかと思います。
最初は慣れていないせいもあって、ちょっと違和感を感じたりしました。
それから、ファミリーレストランでは普通に使われるようになって、
最近では、スーパーのレジの方もおっしゃいます。
良い言葉だと思います。
ただ、面白いのが、
よそ向いて言っているのです。
例えば、作業をしながら、壁向かって、レジに向かって、外を見ながら言っているのです。
帰るお客さんの方に向かって言わないのです。
それぞれの方がまかされた仕事しているので、仕方ないのかと思います。
また、お客さんも出口に向かっているので見えなません。
だから、問題ないのかもしれません。
ただ、お客さんがお店を出る前、
最後に顔を合わせる人はちゃんと面と向かって言うべきかなと思います。
昔は、私もロイヤルホストに勤めているときは、そうだったのかもしれません。
人ごとではありませんね。(笑)
これは、私だけかもしれません。
「またお越し下さいませ。」という言葉から想像する場面は、
面と向かって、お辞儀をして言ってる様子を想像します。
本当に丁寧で気持ちを込めて言う言葉かなと思います。
遠くから、お客さんの方に向かわずに言うのであれば、逆効果のような感じもします。
「適当に言っているな」と感じます。
帰るお客さんから離れていて、自分の担当の仕事をしながら言うのであれば、
まだ、「ありがとうございました。」だけの方がさっぱりしていて良いのかなと思います。
「ありがとうございました。」良い言葉です。それだけで十分だと思います。
でも、昨日は良かったです。
「ありがとうございました。またお越し下さいませ。」は、とても感じが良く好感がもてました。
店長がこのような方なので、お店の方の接客のちゃんとしていました。
しゃちほこばった応対ではなく、柔らかい親しみを感じるようなものでした。
ひさびさに、いい応対を受けたなと思いました。
そのあとスーパーで買い物しました。
レジが終わって、私の方を向かずレジの機械の方を見ながら、
「ありがとうございました。またお越し下さいませ。」と言っていました。(笑)
人の感じ方はそれぞれですので、どう思われるかはわかりません。
よそ向いての「ありがとうございました。またお越し下さいませ。」には聞く毎に
違和感を感じてしまいます。
こんなことを感じてしまう私は、
古い人間なんでしょうね。(笑)